嵐「Love so sweet」
2007年にリリース
「Love so sweet」は嵐の18枚目のシングルで2007年2月21日にリリースされました。
オリコン週間シングルチャートで初登場首位を獲得し、嵐のシングルとしては「PIKA★★NCHI DOUBLE」から7枚続けての首位獲得、さらにはグループ通算で14枚目の首位も獲得するなど、嵐の人気を決定付ける記録的なセールスとなりました。
アルバム「Time」にも収録
またその後、2007年7月11日にリリースされた7枚目のアルバムである「Time」の2曲目にも収録されました。
シングルの記録的なセールスに留まらず、アルバムのセールスとしても前アルバムの「ARASHIC」に引き続き、オリコンアルバム週間チャートで首位を獲得し、その地位を確固たるものにしました。
「Love so sweet」といえば「花より男子」
「Love so sweet」を聴いて思い出すのはやはり、TBSで放送されたドラマ「花より男子2(リターンズ)」ではないでしょうか。
このドラマには第1シリーズに引き続き、メンバーの松本潤が出演しました。そして、ヒロインは井上真央、他出演陣も小栗旬や松田翔太などが務め、その配役の豪華さと嵐の主題歌起用が話題になりました。
原作漫画もさることながら、ドラマ第1シリーズが人気を博し、続編を望む声が多くあがったことで第2シリーズは制作され、2007年1月5日から3月16日まで放送されました。
第2シリーズでは原作のエピソードを募集したり視聴者参加型の番組制作がなされたことで更なる人気に繋がりました。
最終的に「花より男子」は2008年6月28日に「花より男子F(ファイナル)」として映画化もされました。
午後の紅茶のCMに起用
そして、発売から8年が経った2015年3月にはキリン「午後の紅茶」のCMソングとしても起用され、再び、お茶の間に届くこととなりました。
しかし、8年も経っているのになぜ「Love so sweet」が起用されたのか。
それは音楽によって時間を引き戻すような演出を求めていたからです。たしかにこの曲が流れるだけで「花より男子2」を観ていたあの頃に時間が引き戻されるようです。
「Love so sweet」の歌詞を紐解く
それでは「Love so sweet」の歌詞に迫りましょう。
始まるラブストーリー
輝いたのは鏡でも太陽でもなくて 君だと気付いたときから
あの涙ぐむ雲のずっと上には微笑む月 Love Story またひとつ
出典: Love so sweet/作詞:SPIN 作曲:youth case
まずは冒頭部分です。光輝くもの(鏡、太陽)を羅列することで、比較対象をより印象的にしています。その比較対象こそ「君」であり、何よりも君が輝いて見えたことをより効果的に表現しています。
そして、それに気付いたことで、自分の恋心にも気付きます。
また月は光を浴びることで、その姿を現し形を変えます。「微笑む月」という表現から形は「三日月」だと想像でき、今までは恋に気付けなかった自分も、それを抜けたら笑顔が待っているという新しいラブストーリーへの期待を感じ取ることができます。
傷ついた夢は 昨日の彼方へ
空に響け 愛の歌
出典: Love so sweet/作詞:SPIN 作曲:youth case
新しいストーリーが始まったことで、過去の恋愛は過去のものにしようという決意が見えます。