全ての人に届けたい楽曲
自分には何もないと諦めないで
HEY HEY HEY
まっさらでいいだろう
まっさらでいいだろう
ここからでいいだろう
出典: Lamp/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
陽気な掛け声から始まる「Lamp」。
MVには楽しそうに音楽を奏でるsumikaのメンバーが映っており、思わず体が動いてしまいそうです。
2020年に予定されていたツアーが、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされてしまった彼ら。
その無念と、楽しみにしていてくれたファンに向けた、精一杯の「前向きな曲」が「Lamp」です。
昨日まであった「普通」が、明日にはなくなっているかもしれません。
そんな時でも、絶望に心を押しつぶされないでと願う冒頭の歌詞。
自分には何も残されていない、なんて悲しいことを言わずに、また新たに始めていけばいいのです。
頑張っていたはずなのに、思い通りの結果が得られなかった時……。
ライバルと思っていたあの子が、軽々と自分を飛び越えていった時……。
日常の中に絶望を感じる場面はいくらでも転がっています。
しかし、いつだって大切なのは「前を向く力」。
全て断ち切ってここから始めれば、今まで気がつかなかった希望が見えてくるかもしれません。
あなたを縛るものは何もない
HEY HEY HEY
どこだっていいだろう
なんだっていいだろう
ここから自由だろう
出典: Lamp/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
「やらなくちゃ」と自分に言い聞かせ、今日まで強引に体を動かしてきました。
足はボロボロ、頭は働かず、もう右も左も分からない……そんな状況でも、光は必ず目の前にあります。
ここがどこかなんて、自分が何を成し遂げたかなんて関係ありません。
過去に行ってきたことは、これから歩む未来に必ずしも必要なものではないのです。
頭を空っぽにして、まるで今この世に生まれ落ちたかのような気分になることができたら……。
誰の期待を背負うこともなく、自分だけのために自由な人生を歩むことができるはずです。
これからも困難は避けて通れない
泣きっ面に蜂にベソかいて
困難は続くよどこまでも
足が速い人羨んで
真似て走ったら擦りむいた
出典: Lamp/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
泣きっ面に蜂、と踏んだり蹴ったりな経験をすることは誰にでもあります。
その時こそ「もうだめだ」と思っても、ふと顔を上げれば新たな道が見つかるかもしれません。
しかし誰もが一生懸命になるがあまり、足元しか見られずにいるのです。
うつむいて歩いていても、必ずまた困難な出来事は降りかかってくるはず。
それならば胸を張って、ドンと受け止めるだけの覚悟をしていればいいのです。
隣を颯爽と走り抜けていく人は、まるで悩みなどないかのように軽やかに走り抜けていきます。
かたや自分は、傷だらけで泥だらけの膝……。
どうして同じように走れないのか、つい自分を責めてしまいます。
必ず走らなくたっていい
焦らなくていいんだよ
歩け歩け歩け
今世を
出典: Lamp/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
とんとん拍子に物事が進む人を見て、「いいなあ」と羨むこともあるでしょう。
しかしその人はその人なりの人生を送り、自分にしかわからない苦労を重ねてきたはず。
自分が歩くと決めたなら、必ずしも同じ速さで走る必要はないのです。
1歩1歩踏みしめながら毎日を過ごすのも、素敵な人生の過ごし方。
走っていた時には気がつかないような些細な喜びも、見落とすことはありません。
羨んでいた相手よりも、少しだけ笑顔の多い1日を過ごすことができたなら……。
それは自分にとってかけがえのない思い出になるはずです。