まとめ
歌詞の重要ポイントをおさらい
Saucy Dogの「いつか」には、叶うことはなくても「いつか」を夢見ているような切ない思いが込められています。
歌詞だけでなく歌い方からもその切なさが感じられるでしょう。
サビの部分などは特に、聴き手の胸を締め付けるような苦しそうな歌声が響きます。
ボーカルの石原慎也さんだけでなく、コーラスのせとゆいかさんの歌声で切なさが爆発的に増えているようです。
- 君との想い出
- 君はもうここにはいない
- 忘れることはできない
- いつか君と
「いつか」の歌詞をまとめると、このようになります。
君との想い出
2人でひとつの傘を差したり
ブランコに乗り星を眺めたり
押しボタン式の信号機を
いつも君が走って押すくだり
出典: いつか/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
この場面の歌詞では2人で過ごした時間を思い出している様子が描かれています。
相合傘はカップルの定番ともいえる行為です。
その様子から、この頃の彼らはラブラブだったということがわかります。
そしてロマンチックな経験もして、少し笑ってしまうような思い出が詰まっている場面です。
この部分の歌詞を読むだけで、2人で過ごす時間が本当に楽しかったのだという思いが伝わります。
君はもうここにはいない
僕の目に映りこんだ君が
いつもよりちょっと寂しそうな
気がした
出典: いつか/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
この場面の歌詞は「僕らのこれから」を暗示していたのでしょう。
「これから」とは、別れてしまった現在のこと。
「いつか」には、思い出を歌っている部分と現状を歌っている部分の2つのパターンがあります。
この場面は、思い出を歌っているのでしょう。
そして、この頃の君は「寂しそう」だったのです。
このあとに「寂しそうな君ともっと一緒にいればよかった」という内容の歌詞が出てきます。
「あの時こうしていれば」という思いが詰まっている場面で、僕の「後悔」を感じられるでしょう。
「あの時」とは、この場面が示している「寂しそうな君のいる時」です。
忘れることはできない
忘れられないのは
受け入れられないのは
君を思い出にできる程
僕は強くないから
出典: いつか/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
忘れてしまえるほど軽い恋ではなかったし、思い出にできるくらい吹っ切れているわけでもない。
この場面の歌詞からは、このような意味を読み取ることができます。
それほど好きだったのに、彼女の思いに気がつけなかった僕の不甲斐なさ。
彼は自分の行動に「後悔」をしています。
上記「君はもうここにはいない」にあったように、彼女の小さな変化が合図だったのです。
「別れてしまったから仕方ない」となることはなく、僕はいつまでも引きずっているのでしょう。
その理由は、4行目にある「強くない」という歌詞から読み取れます。
いつか君と
いつかまた逢う日までと
笑う顔に嘘は見当たらない
じゃあね またどっか遠くで
いつか
出典: いつか/作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog
この場面は「別れる瞬間」を描いています。
1〜2行目の歌詞で、彼女が「またね」と笑ったのでしょう。
その笑顔には、本当にそう思っているように感じた僕。
思い出の場所で会うことはもうできないけれど「いつか」また会えたらいいな。
このような意味が読み取れることから、彼女は僕より吹っ切れているのでしょうか。
もしかしたら、君も僕と同じように「忘れられない」のかもしれない。
そんな淡い期待を込めてしまうような「いつか」という切ない別れ。
「いつか」は「会えないけれど会いたい誰か」が思い浮かんでしまうような楽曲です。
Saucy Dogのおすすめ楽曲
ここからは、Saucy Dogのおすすめ楽曲を少しだけ紹介していきます。
辛い気持ちや苦しみに寄り添ってくれる楽曲や、切ない気持ちを感じさせる楽曲です。
ぜひSaucy Dogの魅力に浸ってください。