「惚(ほ)れた腫(は)れた」と寄り添って
終わりを知らない ショータイム感じたい
出典: KISS KISS KISS/作詞:25→graffiti 作曲:Ocean94
気持ちが高まった2人にとっては幸せな時間です。
いけない恋だとわかっているから歌詞1行目の表現をします。
少しからかい交じりで使うこともあるこの言葉。
自分たちもわかっているのです。
他人から見たら笑われてしまう関係だと。
いけない恋とはそういうものです。
それでも続いてほしい。
そう思う恋ほど燃えてしまいます。
認められた恋よりも禁じられた恋のほうが燃えるのは何故でしょうか。
人は認められたい生き物のはずです。
しかしそれが恋となると話が違うのです。
不思議な感覚が2人を襲います。
やめたほうがいいよね
コトバとカラダの形は裏腹 2度と離せない やばいよ
出典: KISS KISS KISS/作詞:25→graffiti 作曲:Ocean94
「これっていけないことだよね」
「やめたほうがいいよね」
そんな会話が浮かんできます。
そんなことはわかりきっているんです。
でも、それを言葉に出せば出すほど気持ちは盛り上がります。
歌詞にあるように。
終わりが見えないこの思いに2人の気持ちはもっと高まります。
終わらせようと心のなかでは思うのです。
それができないのがもどかしい。
ただ、思い通りにいかなくても辛くありません。
むしろそれが快感になってしまいます。
ただのルール
いけない恋はただただ思いを増すばかりです。
どうすればいいのか、冷静に考えればわかります。
わかってはいても出てくるのは「どうしよう」という言葉。
恋とはそんなものなのです。
誰が決めたの
どうやって2人出会って 仕組んだ永遠(とわ)ならばいいんだろう
“もし”を語れば 踊るマリオネット 止まらないエクスタシー
だから 完璧じゃない僕らは 飽きもせず間違いバラまいて
出典: KISS KISS KISS/作詞:25→graffiti 作曲:Ocean94
いけない恋なんて誰が決めたのでしょう。
所詮私たち人間が勝手に決めたルールです。
国によってもそのルールは違います。
日本に生まれなければよかったのか。
どうすればよかったのか。
そんなくだらない事を考えてしまいます。
歌詞1行目と2行目からそんな2人の会話も浮かんできます。
そんな会話も2人の気持ちを高めてしまう材料となるのです。
そして歌詞3行目の行動にも繋がります。
いけないこと、くだらないこと。
そんなことはわかってる。
そう読み取れます。
人に言われなくても
燃える灼熱のジェラシーに焼かれて
溶けてく 愚かな UPSIDE DOWN CRAZY!
出典: KISS KISS KISS/作詞:25→graffiti 作曲:Ocean94
人からわざわざ言われなくても分っています。
周りから見ると自分たちは歌詞2行目のようであることを。
でも、1行目にあるように止まらないのです。
そんな簡単に消化はできません。
何度水をかけても足りないのです。
水をかけられればかけられるほど強まるばかり。
常識はわかっています。
大人ですから。
常識を口にすることは簡単です。
頭で理解もできています。
ただ、行動はその通りにはできないのです。