アルバム【Personal Soundtracks】収録曲
全ての人の人生に彩りを!
【君の後ろ姿】は2008年発売のアルバム【Personal Soundtracks】の収録曲。
アルバムのタイトルのごとく、「1人1人の人生のBGM」になるという想いが込められているそうです。
今回ご紹介する楽曲は、TVCMに起用され幅広い年代の方に親しまれました。
イントロのバイオリンが雄大な時の流れを感じさせ、アイルランド民謡を彷彿とさせるアレンジが美しい!
そして、失恋とも言い切れない切ない恋心が描かれた歌詞が胸に刺さります。
収録アルバムの制作には、仏教思想をベースに置いたという槇原敬之さん。
報われない想いも、巡り巡って大きな愛情となって世界を包んでいくのではないでしょうか。
アルバム制作記念!後ろ姿写真コラボPVが素敵!

アルバム発売にステキな企画が展開されていましたのでご紹介します!
公募から選ばれた100人+ペットの写真と【君の後ろ姿】のコラボPVがあるのです。
それぞれの場面で、佇んでいる後ろ姿がとっても眩しい。
後ろ姿ってこんなにも、心に響くものなのかと新たな発見があるのではないでしょうか。
それは、後ろ姿はそれを見る人の想いを写す鏡だからなのだと思います。
その想いに触れたとき、思わず共感してしまうのでしょう。
さて、この楽曲の歌詞に迫っていきたいと思うのですが、主人公はどんな想いを抱えているのでしょうか?
歌詞を見ていきたいと思います!
ベストフレンド
見送る先
それじゃあまたねと別れた後
君にはすこし大きい気がする
見慣れた鞄を揺らしながら
小さくなる君を見つめてた
出典: 君の後ろ姿/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
歌詞は、主人公と相手の女性が別れるところから始まります。
昔からよく見ていた鞄は、彼女には大きいようです。
この2人は幼なじみなのでしょうか。
それは描いてありませんが、2人の親密さが十分に感じられると思います。
彼女の方も、「また会おう」と気軽に声をかけていますね。
気を遣わなくてもよい、気の合う2人なのでしょう。
とても微笑ましい景色です。
しかし、主人公のストーリーは彼女と別れたあとも続いています。
主人公は彼女が去ったあともずっと、彼女を目で追っているのです。
彼にはなにか胸に秘めた想いがあるのではないでしょうか。
長い時間
よほどの事がなければ
こんな風にずっと見送らないよね
そう僕らは友達
少なくとも
君は僕のことをそう思っている
出典: 君の後ろ姿/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
一体どうしたというのでしょうか。
主人公には、人に言えない事情がありそうです。
彼はお互いに友達として別れた2人ですが、そう思っているのは彼女だけだと言っています。
なんとなく、ざわざわしてきます。
彼は彼女のことをどのように思っているのでしょうか。
彼女と別れ、遠くに小さく見えるくらいになるまで見続けているのは相当の想いがあると思うのです。
彼女は主人公の気持ちに全く気づいていないのでしょうか?
それはここでは描かれていません。
一気に主人公の切ない心のうちに引き込まれてしまいます。
見送る時は
本当のキモチ
振り返らないことを願うけど
一度も振り返ったことなんてない
君の後ろ姿を見送っている
疑いようもないくらい片思いだ
出典: 君の後ろ姿/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之