ケツメイシ「シェイク No.1」のMV解説！”飲みニケーション”の後の定番？あっという間に関係修復？

「飲みニケーション」の居酒屋シーンと合わせて観るとサラリーマンの生態をよくとらえています。

ケツメイシのメンバーは薬剤師の資格を持っている人たちなので、直接的には会社勤めはしていないのでしょう。

これはあとで述べますが、おそらく演出の人の成せる業によるところが大きいです。

日頃から飲み屋でこうしたサラリーマンの姿を観察してきた経験が活かされているのかもしれません。

MVにはこだわりのあるケツメイシですが、今回は2曲のMVをつながりのある物語にしています。

会社で上司と部下の関係で互いの不満もそれなりに抑えなければなりません。

それを居酒屋で腹を割って日頃のうっ憤を晴らすのも会社という組織では必要なコミュニケーションでしょう。

憂さを晴らしたら二次会で盛り上がろうというのも自然な流れといえます。

となれば男にとっての共通項は一つ。

女の子の居る店にしけ込むのもごく当たり前なことでしょう。

そこでケツメイシが出した答えがお尻フリフリダンスだったわけです。

お尻は世界を救う。

会社でのいざこざもこれがあれば全て解決。

終電間近はもちろん、始発電車で帰宅する時に、酔いつぶれたサラリーマンをよく目にします。

ラストシーンで気持ちよさそうに眠る2人はどんな夢を見ているのでしょう。

おそらく夢の中でもお尻を振りながら踊っているのかもしれません。

泥酔したまま目が覚めたら朝で、そのまま2人そろって出社することになるかもしれません。

それもまたごく普通のサラリーマンの日常です。

サラリーマンにとって身につまされるMVかもしれません。

今回のMVには、本編とは別にメイキング映像も収録されていますのでご覧ください。

全編の演出はアンタッチャブルの柴田英嗣です。

相方の山崎弘也に比べると地味な印象ですが多才な人です。

ケツメイシとは仲が良く仕事でもつながりがあります。

そうした流れから今回のMV演出の起用になりました。

ケツメイシを良く知る彼だからこそのMVです。

本人はまじめに作っていると言っていますが、そこは芸人さん。

細かい演出にまでギャグがちりばめられています。

「シェイク No.1」の撮影シーンは柴田もサラリーマン役の2人も実に楽しそうです。

これを観ると本編では使われなかったシーンがあります。

どれかは映像を見比べてみてください。

ケツメイシのMVの中でも今回は最高に面白い仕上がりになっています。

2曲を連結させた今回のMV。

「飲みニケーション」の方も合わせて解説をお楽しみください。

その他にもケツメイシの記事がありますので、曲を一層楽しめる手引きになるでしょう。