ポルノグラフィティについて
ポルノグラフィティは、岡野昭仁さん(ボーカル)と新藤晴一さん(ギター)の2人組ロックバンドです。デビューは1999年の9月8日。
デビュー曲の「アポロ」は、ポルノファンでない人でも知っているという人は多いでしょう。それくらい、インパクトのある曲でした。
「ポルノグラフィティ」というバンド名もかなりセンセーショナルですが、インパクトのある名前を付けたいという思いから付けられたそうです。
たまたま手元にあったエクストリームの「PORNOGRAFFITTI」というアルバムから取ったというエピソードは、ファンの間では有名ですね。
『ポルノグラフィティ』というバンド名は「(大阪時代に)周りのバンドに負けないインパクトのある名前がないとダメだ」「目立たないといけない」いうことから、エクストリームのオリジナルアルバム『PORNOGRAFFITTI』から取ったものである。グラフィティの本来のつづりは「graffiti」であるが、由来となったアルバムタイトルに倣って彼らも「graffitti」としている。
出典: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ポルノグラフィティ
デビュー20周年に突入
ポルノグラフィティは今年の9月8日でデビュー20周年目に突入する、大人気ロックバンドです。本当は大御所と言ってもいいほどキャリアが長いのですが、未だに中堅という感じです。
個人的には、永遠の中堅でいてほしいですね。あまり大御所扱いされても嫌なので(笑)今の雰囲気で、自由に自分たちのやりたい音楽を作り続けてくれればと思います。
「ヴォイス」について
さて、今回ご紹介する「ヴォイス」は、ポルノグラフィティ7枚目のシングルです。リリースは2001年ですね。彼らの歴史を感じます。
ライブでは頻繁に披露されるような曲ではありませんが、知名度は高い曲でしょうし、ポルノグラフィティの代表曲の1つと言っていいでしょう。
作詞は晴一さん
唯一無二の世界観
「ヴォイス」の作詞は晴一さんが手がけています。最近では昭仁さんも作詞作曲するようになりましたが、元々はポルノグラフィティと言えば晴一さん作詞でした。
初めてポルノグラフィティを認知したのは「アゲハ蝶」でしたが、独特の世界観に引き込まれたことを覚えています。他にはない世界観を作り出せると言うことはバンドの強みですよね。
ドラマチックなメロディと声のインパクト
「ヴォイス」を聴いて思うのは、イントロがとても印象的だということです。出だしのあの音を聴くだけで、すぐに「ヴォイス」だと分かりますし、世界感に引き込まれてしまいます。
また、昭仁さんの突き抜けるような声もインパクト大ですよね。「ヴォイス」は原曲キーがかなり高めなのですが、昭仁さんはのびのびと歌い上げています。
サビの「誰かに逢いたくて逢いたくて逢いたくて」という歌詞で一気にキーが上がりますが、高音だからこそドラマチックな世界観を上手く表現できている気がします。
本間昭光さんについて
ポルノグラフィティの楽曲は、2010年にリリースした「∠TRIGGER」より前まで、音楽プロデューサーの本間昭光さんと制作していました。
作詞を晴一さん、作曲が本間さんといった具合です。この2人がタッグを組むと間違いなく名曲が生まれますね。
ポルノグラフィティというイメージを世に定着させたのは、本間さんの力も大いにあると思います。
「アポロ」や「サウダージ」「ミュージック・アワー」「アゲハ蝶」などを聞いたら、すぐにポルノグラフィティだと分かりますよね。
特に売れ始めた頃は世間に覚えてもらうことがとても大切ですから、そういう意味で、本間さんの作曲は素晴らしいの一言に尽きます。
さすが、「いきものががり」などの人気アーティストを手がけるだけのことはあります。今でも音楽番組に出るとポルノグラフィティの話をしてくれますが、ありがたいですね。
こんなすごい人と一緒に仕事をしていたなんて、本間さんがついてくれていた当時はまったく気づきませんでした。もったいない・・・。
「ポルノグラフィティ」というイメージを作り上げた人
実はデビュー当時、自分たちの曲ではない曲でデビューしたことに抵抗があったというポルノグラフィティ。
しかし本間さんは、「ここで売れなければ、彼らの先はなかった」とインタビューで話しています。だからこそ、売るためにはどうしたらよいかを考え、最高の下地を作ってきてくれたんですね。
結果的に、ポルノグラフィティはデビューから早い段階でイメージを定着させ、存在感を示すことができました。
「サウダージ」や「ミュージック・アワー」「アゲハ蝶」などを聞けば、すぐにポルノグラフィティだと分かりますよね。
ポルノファンとしても、本間さんには感謝してもしたりないくらいの思いです。本当に素晴らしい人に出会えてよかったです。