加藤ミリヤ【Baby I See You feat.VERBAL(m-flo)】歌詞の意味を考察！

2010年にリリースされた加藤ミリヤの5枚目のアルバム『HEAVEN』。

サンプリング曲を多く歌う事でも有名な彼女ですが、今作ではスピッツの『ロビンソン』をサンプリング！

待望のアルバムは彼女のオリジナル曲はもちろんのこと、他アーティストとコラボした贅沢な作品となりました。

今回は、そんなアルバム曲の中でも【Baby I See You feat. VERBAL (m-flo)】に着目してみます。

VERBALと共に歌い上げる本楽曲は彼女が得意とする恋愛ソング。

一体どんな内容で綴られているのでしょうか。

今回も楽曲の歌詞に迫ってみたいと思います！

VERBALといえば、m-floのラッパーとしておなじみですね。

その他、デザイナー業やプロデューサーとしても活躍しています。

特にアーティストとのフィーチャリングやプロデュースでは大ヒット曲を連発！

才能あふれる彼とのタッグで【Baby I See You feat.VERBAL(m-flo)】は誕生したわけです。

作詞にも加わっているので、彼のラップパートの部分もどんな内容なのか気になりますね。

それではここからは、【Baby I See You feat.VERBAL(m-flo)】の歌詞に迫ってみたいと思います。

男女のコラボですから恋愛ソングで男女パートに別れていることが想像できます。

今回はパートについても紹介しながら解説していきます。

女性の気持ち、それに対する男性の気持ちを感じ取りながら読み進めてみてください！

いつもと変わらぬ日常で、いつもと変わらぬ街の景色。

主人公は遠くに見える2人にハッと息をのみました。

目の前から歩いてくるのは、想いを寄せるあの人です。

そしてその傍らには、もう1人知っている顔が…。

この歌詞からはそんな主人公の衝撃と戸惑った様子が感じられます。

歌詞の内容から分かる状況、それは主人公が想いを寄せる相手を偶然街で見かけたということです。

そしてなんと彼には寄り添う女性がいたのです。

しかも2人は恋人なのでしょうか。幸せそうにしている様子が見て取れます。

そして声をかけることもできず、彼女は思わずその場から逃げ出してしまったのです。

4行目の「慌てて」というフレーズからは、予想外だったことがうかがえます。

きっと彼1人ならば、声をかけることができたのかもしれません。

見たくもないし、見てしまったことを気づかれたくもない。

一瞬の間にそんなことが頭をよぎったのではないでしょうか。

この歌詞から見えてくるのは、「友達だから我慢しなきゃ」という想い。

彼は彼女を単なる友達と思っていて、彼女もそう接しているということがわかります。

しかし、前述の解釈の通り、実は彼女は彼に想いを寄せているのです。

他の女の子といるところを見るだけで苦しくなる複雑な感情。

これは読者の皆さんにも経験したことがある想いではないでしょうか。

伝えることのできない秘めたる想いに、彼女はきっと苦しんでいるのでしょう。

“悲しい程あなたは私の気持ちには気づいてくれないね。”

そんな切ない気持ちが込められているようです。

好きな人に好きと言えない理由は、“これまで築いてきた関係性が壊れるのが怖い”から。

守りに入って自分の気持ちを押し殺している苦しさが伝わってきますね。