アコースティックギターをメインとしたバラード

曲を聴いていると、タイトルにもある「追憶の情景」という場面が浮かび上がります。

“家の窓から湖を眺めると風が吹き、水面はわたしになにかを伝えようとしている。

水面を覗いてそこに映る私を雨が歪ませる。

そして遠くの方からは雷鳴が聞こえてきて私は怯えることしかできないでいる。”

というイメージです。

風景は自然に囲まれたフランスの家と1人の女性が自然と浮かび上がる。

そんなサウンドメロディーが特徴のナンバーです。

As if in a dream

アップテンポなドラム、流れるように動くベース

さらに力強くも切なさを感じるギターと夢を見た後の憂いを表現するhydeの声がよくマッチしてる曲です。

淡く儚いノスタルジックな音の世界に胸を締め付けられます。

こんなにもそれぞれの音が融合して、ここまでの完成度になっている曲は珍しいです。

何度も聴いて曲の世界観を読み解いてほしい作品だと思います。

光の点滅が尾を引いて後ろへ流れては消えてゆき
あなたのところから少しずつ遠のいているのを教える

まどろみの午後いつものように
そばに居て笑うあなたの夢を見た
窓の外を眺める私に微笑むあなたの夢を…

出典: As if in a dream/作詞:hyde 作曲:ken

車の中であなたから離れるほど想いが大きくなり、いつしか眠りに落ちてあなたの夢を見ていた。

そんなどこか切ない内容の歌詞になってます。

その歌詞をより伝えてくれるサウンドの展開と歌詞どちらも聴き込んで欲しいですね。

曲中の激しいながらも曲の雰囲気を壊さないドラムに要注目です!

失われた眺め

アルバムの最後を飾るのは、ほぼピアノとヴォーカルのみのスローダークバラードのナンバーです。

アルバムの最後にこの曲をもってくるのはさすがというべきでしょうか。

インディーズバンドに限らず、同じことを他のバンドがやってもアルバム全体に影響を与えてしまいます。

しかしL'Arc〜en〜Cielはインディーズのときすでに確立された世界観がありました。

それはアルバム全体を通しても表現できています。

暗く、重いバラードですがしっとりとして綺麗なメロディー人気の曲です。

最後に

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DUNEは1曲ずつ聴いてもアルバム全体を通して聴いてもL'Arc〜en〜Cielらしさがフルに感じられます!

人間なら誰しもがもってる感情を隠さずに、研ぎ澄まして表現した歌詞は特に注目です。

そうするとさらに独特の世界観を楽しむことができるでしょう。

インディーズでありながらも演奏技術に拙さを全く感じさせないところも流石です。

彼らが求める音の世界観が既に完成されている証拠だと思います。

誰にでもオリジナリティーを感じることのできる、そんな作品を作り上げた彼ら。

当時から日本を代表するバンドの1つとして活躍する力を秘めていたとも思わせますね。

他のL'Arc〜en〜Cielのアルバム同様、ひとつの作品として楽しめるそんな名盤です。

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