「アンテナラスト」とは?
10-FEETの15thシングル!
「アンテナラスト」は、2016年7月20日に発売された10-FEETの15thシングルです。
カップリングには「skatting」と「BombBassKinny」を収録。
また、このシングルの初回限定盤には、京都大作戦でのライブ映像とオフショット映像が収録されているDVDが付属されています。
このDVDは見逃せませんね。
オリコンチャートでは最高5位を獲得しています。
また、彼らの8thアルバム『Fin』にも収録されています。
どんな曲?
この曲は、TAKUMA(ボーカル、ギター)が曰く「ばあちゃんのことを思い出して、路地裏で泣きながら歌詞を書いたんです」とのこと。
この言葉から、楽し気な曲ではないということは一目瞭然ですね。
実際に歌詞を見ると、非常に切なく涙を誘う歌詞となっています。
そんな歌詞に合わさる哀愁漂うメロディは、涙なしに聴くことはできません。
実際に、この曲を発表した前の年に実の祖母が亡くなったTAKUMA。
その悲しみをすべてぶつけたような歌詞は、世の中の若者を涙させます。
詳しいインタビュー記事を以下のリンクに貼っておきます。
この曲について詳しく聴いているので、このインタビューをみると、曲に対する価値観がまた変わってくるかもしれませんね。
10-FEETの久々となる新曲「アンテナラスト」。すでに大きな反響を巻き起こしているこの曲は、バンドにとって、そして日本のロックシーンにとっての、一つの金字塔になるはずだ。それだけの重みと大きさのある曲だと思う。 2012年にアルバム『thread』をリリースしてから4年、バンドから新曲の到着は途絶えていた。が、自らが主催する「京都大作戦」や数々のフェスへの出演を通じて、10-FEETに対しての求心力は増していった。待っていた人も多かったはずだが、それに応えるだけの大きな説得力を持った曲が届いた。 この「アンテナラスト」の歌詞は、去年に亡くなったTAKUMAの祖母との思い出がモチーフになったのだという。どんな思いが彼を突き動かしたのかを語ってもらった。
また、この曲に対するツイッターの反応です。
この曲に涙する人が多いことが分かりますね。
歌詞に迫る
亡くなった祖母を思う切ない歌詞
言葉足らずのあなたの言葉 たくさんの思いがあったでしょう
あまりあなたに会わなくなって つまらぬ男になりました
出典: https://twitter.com/10FEET_bot/status/821623785958817793
「あなた」はもちろん祖母のことを指しているのでしょう。
祖母からは、言葉足らずだけれども沢山の言葉をもらい、それにはいろいろな思いが詰まっていたに違いありません。
しかし、もうこの世から旅立ってしまった祖母。
亡くなってから悲しみに暮れる自分は、とてもつまらない男になったと実感している様子です。
母の帰りを待つ私に
あなたじゃ嫌だと泣く私に
それでもあなたは優しくて
ずっと側に居てくれました
出典: https://twitter.com/masashi_feet2/status/741279490530103296
両親が共働きで、小さいころ祖母に育ててもらっていたというTAKUMA。
そんな彼の幼少期は、「ばあちゃんよりお母さんがいい」と泣き叫んでいたそうです。
そんな状況でも、優しく接してくれていた祖母。
胸が痛くなってくる歌詞です。
時は人を変え 道は分かれ
喜びを探して出会ったり
手を離したり
出典: https://twitter.com/YujiMoriyama_FF/status/757817576026058753
成長していき、育ててくれた祖母の元から旅立っていくTAKUMA。
時というのは人を変えていくものです。
かつて、泣きじゃくんでいたTAKUMAも、祖母の存在の有難さを実感しているのでしょう。