人間、変わらないことが一番心地いいのかもしれません。
今まで通りは安全ですし、失敗して落ち込むこともありません。
慣れとは怖いもので、どんな状況でも普通にしてしまいます。
それが第3者からみたらどんなにひどいものでも受け入れてしまうのです。
誰でも、自分の欠点を認めるのは怖いことですね。
今まで過ごしてきた時間が、無駄だったのではないかと考えてしまいそうです。
でもその恐怖を乗り越えなければ、自分の殻を破ることはできないのではないでしょうか。
その時の気持ち
いつか見てたそれは満開の花
咲き誇るように そのイメージを
その残像を
形にして生きてく
出典: try again/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
夢を描くとはこういうことを言うのかもしれません。
誰にでも勝利の余韻に浸った幸せな時があったことだと思います。
何も大それたことではなくても、日常的な小さなことでもそんな幸せは起こります。
お料理が美味しくできたとか、好きな人が笑ってくれたとか。
そんな時は心がぱっと明るくなって、華やかな気持ちに包まれるような気がします。
その気持ちを強く思い描いて走り出すことを考えれば、チャレンジも楽しいのではないでしょうか。
新しい自分に出会うことは、とてもウキウキすることなのでしょう。
いつでも
その日まで
今始めよう あの日決めた夢だけを見て歩いていくのさ
動き出した答えに気づけば
「これから」という希望 いつか笑って話せる日が来るかな
走り出した日々に one more try again
出典: try again/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
あたたかさに包まれるような気がする方も多いのではないでしょうか。
この楽曲のタイトルを直訳すれば、「再挑戦」となります。
一度目の挫折で挫けないで、もう一度立ち上がってみようと応援してくれているようです。
目標は机の前で考えるのではなく、走りながら見つけていくものなのかもしれません。
自分が求めているものがなんなのかは、動いてみないとわからない部分があるからです。
動いていくと夢の輪郭がどんどん見えてくるような気がします。
朝の力
明け方に気がついた
春に浮かぶ蒼色の空に
わかったような気がしていたんだけど少し不思議な朝
出典: try again/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
気づきの時は、ふとした瞬間にやってくるのかもしれません。
朝の静かな時間。
まだ多くの人が眠っている時間帯に朝日がゆっくり昇ってくる頃。
そんな時にこの歌詞の主人公は気がついたようです。
朝焼けは不思議なパワーを持っている気がすると思うのです。
空気も澄んでいるので、神聖な気持ちになるのではないでしょうか。
「また新しく始めよう。」と心を一つにするときは朝が多い気がします。
その最たるものが新年なのではないでしょうか。
新しい年に新しい決意を固める。
でも、新年でなくても新たな決意はいつしてもいいのでしょう。
こわいけれど
ワクワクしよう
今年もこの季節が期待と不安を運んで来る
何気ない合図
扉を開いて
世界へ飛び出すよ
出典: try again/作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
新しい決意といえば新年もそうですが、春もやはり該当しますね。
春といえば、入学、就職など人生の節目を迎える行事が多々あります。
自分で決めたことではなくても、社会の流れで否が応でも新たなスタートを切るのです。
これはとても有難いことだと思うのです。
自分がぼーっとしていても、周りが変わっていってくれる。
その変化に気づいていけば、その先に新しい自分に出会えることもあるかもしれません。
良い意味で、相乗効果を受けることができるのではないでしょうか。