ももいろクローバーＺの集大成
ももいろクローバーＺ16枚目のシングル、「ザ・ゴールデン・ヒストリー」をご存知でしょうか。
5人の存在感と魅力がいっぱいに詰め込まれたこの曲は、ファンの間でも特別な1曲となっています。
曲を彩る歌詞を読み解いていくことで、その意味はきっとわかってくるでしょう。
ある意味で1つの集大成ともいえるこの「ザ・ゴールデン・ヒストリー」は、ももいろクローバーＺを語るには外せません。
隅々まで聴きこんで、ももいろクローバーＺのすごさをあらためて感じてみましょう！
自分たちの「これまで」を歌った曲
ヒストリーを歌うこと
「ザ・ゴールデン・ヒストリー」は、ももいろクローバーＺの歴史を歌う楽曲です。
彼女たちがどうやってここまできたのか。その道筋をさまざまなモノに例えて歌うことで、ファンとの認識を合わせていこうという試みが見られます。
歌詞の内容とコミカルに動き回るようなメロディーによって、この曲はももいろクローバーＺの記念碑的な位置づけとなるのでしょう。
ライブを中心に活動する彼女たちには、「ザ・ゴールデン・ヒストリー」という軸になる曲の存在は重要なものとなりますね。
「これから」を意識したリリース
「ザ・ゴールデン・ヒストリー」は、そのリリースタイミングにもこだわりが見られます。
本作が発売されたのは、2016年の9月7日。
全国5大ドームツアーを無事終え、これからアメリカでの海外ツアーを予定しているという段階でした。
この転換期ともいえるときに、ももいろクローバーＺは新曲「ザ・ゴールデン・ヒストリー」を発表したのです。
結果的に、ももいろクローバーＺの「これまで」と「これから」が、この曲によって明確になりました。
それは次のステージに上がるという宣言であり、海外ツアーをふくめた新しい挑戦への布石であると考えられますね。
ファン以外の人にもアピール
「ザ・ゴールデン・ヒストリー」は、ファンへの感謝という側面が強調されています。
しかし一方で、ファンではない人たちへのアピールも忘れていません。
ももいろクローバーＺは楽曲のリリースと同時期に、「はじめてのももクロ」という映像作品を発売しました。
名前の通り、ももいろクローバーＺを知るための映像資料として価値のある本作は、メンバーが主演した映画「幕が上がる」の監督、本広克行さんの手によって作られています。
ももいろクローバーＺをよく知っている監督による歴史の映像化は、ファン以外の人でも入り込みやすい状況を作りました。
現状に満足せず、どんどん新規ファンも受け入れていこうという積極性が、これからのももいろクローバーＺを象徴するように思えます。
彼女たちの存在が気になっている人がいるなら、とりあえず「はじめてのももクロ」をおすすめすればＯＫですね。
PV撮影がまさかのドッキリ！一発撮りでしか表現できない映像作品！
テレビ番組型式で進む撮影に注目！
「ザ・ゴールデン・ヒストリー」のＰＶは、まさかのドッキリ企画として行われました。何も聞かされていないメンバーには、最初から困惑の様子がうかがえます。
勢いのまま撮影は続き、クイズで粉まみれになったり、池に落とされたり、箱の中身を当てたりと大変な状況に！
それでも笑顔で楽しそうに歌うメンバーからは、長い歴史と強さを感じられますね。
最後はモノノフたちの前でライブとなり、「ザ・ゴールデン・ヒストリー」のＰＶは幕を下ろします。
たった1度の機会をしっかりと捉え、ＰＶとして完成させたのは、さすがとしかいえませんね。
魅力的な歌詞＆コールをチェック！
単純かつ深い歌詞
単純なようで深い歌詞を持っているのが、「ザ・ゴールデン・ヒストリー」の特徴です。
そんな曲の良さを知るためにも、じっくりと歌詞を見ていきましょう。
