「覇王樹」は力強く前に進むことを応援する曲!
湘南乃風「覇王樹」は、2005年8月10日にリリースされた、4枚目のシングルです。
デビューしてからの3枚のシングルと違い、ちょっとコミカルな感じの曲となりました。
しかしデビューから変わらぬスタンスとして、人生の応援歌として曲が制作されています。
リリース当初は、曲調が変化しており戸惑ったファンもいましたが、PVが作成された後は、ライブで人気の曲となりました。
「若旦那」が原作した漫画『センター~渋谷不良同盟~』を読んでみると、「覇王樹」が伝えたい思いがより映像として伝わってきます。
かつて、尖っていた「若旦那」の思いにリンクするような感じにもなれる曲です。
「覇王樹」って何て読むんだろう~?
曲名の「覇王樹」は、「黄金魂」と同じく読み方が難しい曲名になっています。
そのまま読むと『はおうじゅ』と読んでしまいそうです。
このままの読み方なのかな~と思っていましたが、歌詞の中での読み方と合わないのでよく調べてみると衝撃の事実が!
これが「覇王樹」だ!
「覇王樹」の本当の読み方は『サボテン』と読むのが正しい読み方でした!
『はおうじゅ』と何度も読んでしまってたよ~!
湘南乃風ライブにも行ったことがあるのに、まったく読めませんでした!
そんな、カッコいい漢字が多く使われている「覇王樹」は、力強く前向きに生きる姿を応援する曲です!
PVを見て、「覇王樹」の歌詞の意味を解釈していこう!
「覇王樹」がリリースされた2005年にはPVが制作されていませんでした。
2012年に、今まで映像化されていなかった湘南乃風シングルのPVと共に公開されました。
ストーリー仕立てで、湘南地方や横須賀などで撮影された映像と共に「覇王樹」が流れます。
PVを撮影した森 克彦は、横須賀出身で、湘南や横須賀など湘南乃風に関係のある場所をよく知っています。
湘南乃風ファンクラブ風乃軍団所属ならば、思わず『あっ、あの場所だ!』と気付くシーンが多く存在します。
冒頭のお寺の法要のシーンは、実在する鎌倉の満福寺で撮影されています。
源義経にゆかりのある寺でもあります。
サボテンのように頑張れ!
どんなに(今が) 寂しくても(一人じゃねぇぜ)
どんなに(明日) 怖くても(そんなの当たり前)
どんなに(君が) 悲しくても(泣いたっていいぜ)
乾いた砂漠に咲くサボテンのように
出典: 覇王樹/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風 編曲:湘南乃風
レゲエのテンポ良いリズムに乗って、孤独の中にいる貴方に湘南乃風が呼びかけるようにイントロを歌いだします。
孤独の中でいろんな感情が渦巻いて、明日のことについても分からない中でも、力強く生きていこうという応援のメッセージが込められています。
貴方は一人じゃないと、湘南乃風が力強く励ましの言葉を歌い上げていきます。
湘南乃風が「サボテン」のように貴方の涙を受け止めてあげる、とリズムに乗りながらビートを重ねます。
グチャグチャした、感情の中で自分はどうする?
何をやっても気に入らねぇと ダメダメと
小せぇ考え縛りつけんの 俺俺
嫌気さし胃が痛いが 言い出したし言い訳無し
リュック背負ってよっこいしょって 強くなるため
あの砂の彼方へ OH 水を求め俺闘うけど
どこ行っても変わらねぇ OH ダメ出しされ頭に来る
出典: 覇王樹/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風 編曲:湘南乃風
何でもかんでも嘆きの言葉を吐いてしまい、自縄自縛の状態になってしまうのが、自分の悪い癖なのは自覚しています。
自分が置かれた立場の中で、本当はちゃんと自分の意見を言えればいいけど、できない自分に嫌気がさしてきます。
嘆いて自分の立場を気にして、何もできない現代社会につながる光景を、的確に表現しています。
砂漠の「逃げ水」のように、自分の求める物を探すけど、発見できない自分のふがいなさを嘆いています。
反抗するより自分の道を行く!
トゲトゲすんなってうるせぇボケ
俺これでも頑張ってんだ 褒めてくれねぇから磨くトゲ
不満も不安も負担と思わん 苦難の道を行くぜ 退け!
犯行時刻某日未明 反抗すんのも面倒くせぇから 足枷外す明日へ
出典: 覇王樹/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風 編曲:湘南乃風