自分の中で何かが変わっていく・・・?
「はぁ・・・」
電話越しのため息に うっとうしさと共感を覚える
ひとり部屋で あれこれ悩まないように
飛び出すんだ街へ
赤いライトの間、抜けて 眠れない夜を越えて
何か少し変わりはじめた気がした
・・・でも、恐いんだ
単純な0ゲーム
これっきりだったはずなのに 何かハマり込んでる
感じた事ない 気持ちに胸が 熱くなってく
出典: 0 GAME/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
この部分の歌詞は心情がいろんな方向にイメージできるんですよね。
でも曲の音の感じから、主人公の心をイメージしてみるとその気持ちが感じ取れるんじゃないかと思うんです。
私はたぶんこの主人公は本当に人を好きになったことがなかったんじゃないかと思います。
ため息にうっとうしさを感じながらも共感しているところを見ると、もしかしたらこの彼女もこの彼と似ているかもしれないという気もしてきます。
この曲の主人公の彼も電話をかけてきた彼女も人生にいろいろと思うところがあって、ついついため息を漏らしてしまうことが多いのかもしれません。
それで、お互い部屋でひとりで悩んでるくらいだったら街へ飛び出そうよって話をしてみて、何か2人の関係性が変わりそうな感じがしてきたんじゃないでしょうか。
でも恋愛のこういうこれから何か変わりそうだっていう時が一番恐かったりしますよね。
もしかしたらこんな風に感じているのは自分だけかもしれないし、それでここからさらに一歩踏み込んでしまったらもう彼女とはこんな風に会えないかもしれない・・・。
彼女には負けっぱなしだから自分から動いていかないときっと何も変わらない感じがするけど、思い切って動けなくなってしまうタイミングが今。
気持ちだけがどんどん先行していって今まで通りにいきそうにない感じが強くなってきていて、これからどうなっていくの…?って聴いてる方も熱くなってきますね。
ところでみなさんは恋愛って一体何なんだろう・・・って思ったことはないですか?
特にいつも自分よりも相手の方が自分のことを好きになってしまって自分が完封する側だった人は共感する部分が多そうな気がするんです。
さらに駆け引きがうまくいってきた人ならなおさらそうじゃないかと思います。
駆け引きしておもしろいぐらいに相手が自分の思うように動いて来たら、それを恋愛の楽しみ方だと思ってしまっても仕方ないのかなと思う部分もあるんですよね。
正直、付き合って長くなってくると面白くないと思えてきて別れちゃうことが多かった人なんかも無意識にそう思ってる部分があるのかもしれません。
実際のところ、私もそうだったんですよね。
恋愛ゲームって単純。恋愛より他のことの方がおもしろくない?って思うことの方が多かったから、この曲を始めて聴いた時は半分も理解できていなかったなと思います。
でも本当は恋愛って勝ち負けとかそういうもんじゃないってことが、これっきりの関係だと思っていた人に突然ハマり込んでしまった時にわかったりするんです。
本当の恋におちてみて初めていろんなことが見えてきて、自分の心の中の動きだったり、見える景色や吸う空気が変わってきてると感じるようになるんですよね。
心情の変化を表す音の変化
彼の心の変化に合わせて曲調まで丸くなる
「こんな僕は僕じゃない」と素直になれなかった
子供みたいなワガママで君を傷つけたね
「これでいい…」と言い聞かした 本当は違っているけど
どうにもならない バカげた運命 抜け出せなくなって
出典: 0 GAME/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
初めて人を好きになると今までと全然感覚が違ってきますよね?
だからやっぱり今までの自分と違うこの感覚をすぐには受け入れられなくてこんなのは自分じゃないと素直になれなかったりします。
まだ彼女のことより自分のプライドが大事だったりするこの時期は、どうしてもカッコつけてしまったりして本音とは違うことを言ってしまいがちです。
もう自分の中ではすでに君から離れたくない気持ちが溢れ出てきそうなくらいになっているのはわかりきっていたりするんですよ。
でも今まで知らない感情にこれから自分がどうなっていくのかがわからなくて恐いという気持ちが勝ってしまってわざと君を遠ざけるようなことをしてしまいます。
それでも彼女は、自分が傷つけられるようなことがあっても彼の本質がわかっているから、めげずに彼と向き合えるんだと思います。
彼女の方が1枚上手(うわて)とかそんな風な表現をしてしまうとチープな感じになってしまうんですけど、彼女はきっと女神のような人なのではないでしょうか。
どんな彼も包み込んでくれる深い愛を持った女性がこの彼女なんだと思います。
だから彼はもうこの運命に抗うことができなくて彼女から抜け出せなくなっていく様子が見えてくるんですね。
もうやめたくない!
じゃあ何が勝つのか?!
完全な0ゲーム 負けっぱなしだって やめたくはないんだ
どうにかして クモの巣のような現実を生きる それだけのゲーム
どんな未来にいたって
単純な0ゲーム
そう、どんな未来だって
単純な0ゲーム
出典: 0 GAME/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
もう完全に彼女に完封されているんだけど、もうやめようとは思わないどころか、やめたくないと言っています。
彼は今まではきっと、自分が恋愛の主導権を握るとかそういうことに価値を置いてきたんじゃないでしょうか。
それがLOVEゲームにおける勝ちだと思ってきたんだと思います。
でも今は、そんなのどうでもいいと感じている彼。
自分が予想できなくてどんな未来になろうが、最終的に彼女の元へ飛び込んでいきたい気持ちが勝ったということでしょうかね。
SPYAIRの他のおすすめ曲
ファイアスターター
「0 GAME」と同じく、曲調がカッコいい曲と言えばこれじゃないかと思います。
強い気持ちが歌われているからこそ曲調もカッコいい!
そんな風に感じる曲だと思いますので是非チェックしてみてくださいね。
SPYAIR【ファイアスターター】歌詞解釈!世界に火をつけるってどういうこと?生きる意味がここにある - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
実力派ロックバンド・SPYAIRの16枚目のシングル「ファイアスターター」。日本テレビとHuluの共同制作ドラマの主題歌にもなりました。現代社会のある部分をテーマにした歌詞は、共感する人もたくさんいるのではないでしょうか。どんな歌詞なのか、内容を探ってみましょう!
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