その変化は自分だけとは限りません。
周りの人々も同じように変化していきます。
映像に多くの人を登場させたのも、それぞれの人生において大切な人を改めて認識するためかもしれません。
日常でそばにいるのが当たり前になってしまっていると、感謝の心が疎かになりがちです。
大抵気づくのは失ってから…という悲しい結末になってしまいます。
だからこそ今目の前にいる人に声が届くうちに伝えたいことを伝えるのです。
当たり前が当たり前じゃなくなる前に…。
たくさんの幸せな人々を映像で見ていると自分も大切な人に会いたくなるような気がしました。
フィクションのようにノンフィクションを生きていく
いつまでも笑っていられますように…
楽曲「ノンフィクション」の中に込められたパワーワードの1つが"笑おう"です。
大切な人と一緒に笑おう、大切な人を思い出しながら笑おうというメッセージが込められています。
なので、MVの映像の中には笑っている人しか出てきません。
笑顔の効果は絶大であり、気持ちも身体も自然と軽くなります。
いつか来る別れを悲しむよりも、これから先の楽しいことを考えて笑いあえれば1番幸せですね。
理想と現実のバランス
ざっくり捉えるとフィクションは理想、ノンフィクションは現実です。
どんなに笑おうと励ましても、現実で別れに直面した人にとっては酷なことかもしれません。
フィクションばかりを追い求めてしまうと、現実を受け入れられずに葛藤します。
今笑いあっている友達とこの先もずっと一緒にいたいと願うのは、まだ叶っていない未来の話。
つまり自分の脳内のフィクションになります。
それが何らかのきっかけで叶わなかったとしてもノンフィクションを受け入れる覚悟が必要です。
でも現実ばかりを見ていると夢のない寂しい人生になってしまいます。
フィクションとノンフィクションのバランスは自分の生きていく道の中でとても大切なものなのです。
「ノンフィクション」と「ドラマチック」
Amelieの理想が込められたフレーズ
フィクションとノンフィクションは対義語ですが、楽曲の歌詞の中にはもう1つドラマチックというワードがありました。
フィクションと似ているようで少し違うドラマチックは、簡単に説明すると劇的な人生を表しています。
ノンフィクションとは反対の意味を持つ言葉をあえて2つも使っていることに理由はあるのでしょうか?
1stミニアルバム「ドラマチック」との関係性
Amelieが2017年1月にリリースしたアルバムに収録されている「ドラマチック」。
この楽曲にはこの先の人生が波乱万丈だとしてもそれを楽しんでいきたい様子が伝わってきます。
当時のAmelie自身がまさにそんな気持ちだったのではないでしょうか。
それからおよそ2年後の「ノンフィクション」では大切な人が増えていく中で変わっていった気持ちが分かります。
ドラマチックを求めていたAmelieが今までとは違う一面をわたしたちに見せてくれたのでしょう。
変わりたいけど変わりたくない葛藤やこれからどう生きていきたいかを考えさせられる楽曲でした。
最後に
いかがでしたか?
今回はAmelieの楽曲「ノンフィクション」のMV解説と楽曲や映像からわかる考察を紹介させていただきました。
映像から伝わってくる様々なメッセージが心に深く突き刺さります。
序盤の歌い出しは穏やかなのに、サビに向かうにつれて力強くなっていくところも魅力的な作品です。
Amelieが包み隠さず発信する「ノンフィクション」を聴く側も受け止めていきたいなと感じました。
今回紹介した楽曲以外にもAmelieにはまだまだ素敵な作品がたくさんあるのです。
デビュー当時と比べると人間味が溢れた攻めの楽曲がだんだん増えていきました。
その中から「ライアーゲームじゃ始まらない」を紹介していきます。
【ライアーゲームじゃ始まらない】Amelieの最新MVが公開!『ビューティフルライフ』収録曲! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
越谷発の4人組ロックバンドAmelieの女性ボーカルmickが怒りを込めて書いた「ライアーゲームじゃ始まらない」。2ndフルアルバム『ビューティフルライフ』の表題曲にもなったこの楽曲に隠されたメッセージを紐解いていきます。
可愛いオレンジヘアーが魅力のmickさんがかなりダークでクールなイメージになっている楽曲です。
思ったことを素直に歌詞にしてあるところは「ノンフィクション」とも通じる部分があります。
ダークなAmelie好きにはたまらない楽曲ですよ。
聴いたことがない方は是非チェックしてみてください。
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