欅坂46「エキセントリック」とは
もともとのサビの振り付けは靴を振り回すものじゃなかった!?
元の振り付けは、実は、メンバーのそれぞれのエキセントリックな動きを取り入れたものだったそうです。
エキセントリックな動きというとピンとこないと思いますが、例えば、番組でやった面白い動きや持ちネタ、ブログの写真で撮っていたポーズなどです。
詳しく前の振り付けを知りたい人は上の動画を見てみてください。
メンバーの尾関梨香さんと上村莉菜さんが可愛らしく解説してくれています。
どうして靴を振り回す振り付けになったの?
その理由はインタビュー等で明言されていないのでわかりませんでした。
しかし、もしかしたら、「理解されない方がよっぽど楽」という歌詞もあるように、不可解なくらい奇抜な振り付けにしたかったからかもしれませんね。
前の振り付けも欅坂46愛溢れる振り付けだったのですが、求められている奇抜さに達していなかったのかもしれません。
注目のセンター、平手友梨奈さんのダンス!
欅坂46といえば「二人セゾン」のソロでのダンスでも話題となった、センターの平手友梨奈さんの振り付けにも注目ですよね。
今回はソロで踊るパートはないのですが、足を思いっきり開いての奇抜な振り付けなどもかっこよく踊りこなしています。
振り付けをしたTAKAHIROさんはメンバーたちに「エキセントリック」の振り付けは0か100かと言っているらしく、確かに素人がやると変な動きになってしまいそうな振り付けですが、欅坂46のすごいところは毎回その100のパフォーマンスを披露できるところだと思います。
また、平手さんが髪を結んでいたのを解くシーンや、車のライトをバックに激しく踊る姿なども印象的な公式MVは、一度は見るべき仕上がりになっていますよ。
欅坂46「エキセントリック」の歌詞まとめ
今回は欅坂46の「エキセントリック」の歌詞をまとめてみました!
社会への疑問を投げかけるようなメッセージ性を持つ曲の多い欅坂ですが、「エキセントリック」の歌詞にはどんな意味があるのか、見ていきましょう。
「噂」が作り上げる「違う自分」
あいつがああだって言ってた
こいつがこうだろうって言ってた
差出人のない噂の類(たぐ)い
確証ないほど拡散する
意外にああ見えてこうだとか
やっぱりそうなんだなんてね
本人も知らない僕が出来上がって
違う自分 存在するよ
出典: エキセントリック/作詞:秋元康 作曲:ナスカ
根拠のない噂話ほどどんどん広がってしまうというのは、SNSなど自分の見えないところで情報が行き来する現代社会において、学生の大きな悩みの一つでもあるでしょう。
「以外にああ見えてこうだとか」や、「やっぱりそうなんだ」という歌詞からは、自分へは何も知らされないまま、見えないコミュニティーの中で勝手に自分の情報が行き来し、自分の像が作り上げられていく恐ろしさや腹立たしさが歌われています。
真実をわかってもらおうとしても無駄なこの世の中にうんざり
何が真実(ほんと)なんてどうでもいい
わかってもらおうなんて無理なんだ
倒れて行く悪意のドミノ
止めようたって止められない
訂正したとこで
また同じことの繰り返し
もう、そういうのうんざりなんだよ
出典: エキセントリック/作詞:秋元康 作曲:ナスカ
先ほどは噂が行き交い、見えないところで自分の像が出来上がっていくという歌詞でしたが、続きの歌詞は、それに気づいたとして、訂正してもまた別の噂が流れ、結局真実をわかってもらおうとしても無駄な努力に終わるという歌詞です。
「もう、そういうのうんざりなんだよ」というセリフに尖ったものを感じる反面、特に若い世代には共感する人も多いのではないでしょうか。