GLIM SPANKY(グリムスパンキー)とは?

サイケデリックでレトロな雰囲気が魅力の音楽ユニット

GLIM SPANKY(グリムスパンキー)は、ボーカルの松尾レミ(まつお れみ)とギターの亀本寛貴(かめもと ひろき)の2人組ユニットです。

地元の長野県で高校生のときに、松尾レミを中心に当初はバンド形式で結成し、活動していました。

高校を卒業してから松尾と亀本の2人はそれぞれ上京し、ふたりユニットで活動し、2014年にミニアルバム「焦燥」でメジャーデビューしました。

アルバムのジャケットを見る限り、サイケデリックな色使いとふたりのファッションスタイルがレトロ感あふれ、1960年代から1970年代のような独特な雰囲気で、思わず目が留まってしまいます。

ボーカル松尾レミの一度聴いたら忘れられない声色がめちゃくちゃ特長的。

日本人離れしたハスキーな声に魅了されるファン続出です。

かすれ具合が絶妙で、どこか気だるそうに歌う色気のある声は、唯一無二。

その魅力にハマった業界人も数多く、文化人いとうせいこうはGLIM SPANKYに一目惚れしてファンだと公言しています。

漫画家、タレントのみうらじゅんは「焦燥」を聴いたとき、みうらじゅん自身そのものを表現している2人組だと大絶賛しています。

6曲入りミニアルバム「焦燥」のタイトル曲は、松尾レミが17歳のときに作ったというからすごい才能です。

女子高生が作ったなんてびっくりです。

胸がかきむしられるような思いに囚われてしまいそうな雰囲気のある曲調と、松尾の叫ぶ声に、ゾクゾクしてしまいます。

ハマる人、続出なのもうなずけます。

また、収録曲「move over」は1960年代を代表するアメリカのロックシンガー、ジャニス・ジョップリンの名曲です。

誰もが一度は聴いたことのある名曲です。

松尾レミの声質がジャニスと似ているところがあり、とてもステキなカバー曲になっています。

闇に目を凝らせば(GLIM SPANKY)が出来たきかっけは○○!?映画主題歌の今作を徹底紹介♪の画像

ニューアルバム「BIZZRRE CARNIVAL」

闇に目を凝らせば(GLIM SPANKY)が出来たきかっけは○○!?映画主題歌の今作を徹底紹介♪の画像

2017年9月13日に3枚目のアルバム「BIZZRRE CARNIVAL」をリリースしました。

このジャケットのサイケデリックでまか不思議なデザインは、松尾レミさんが主に手がけたそうです。

意味のあるようなないような、不思議なコラージュと色使いは、センス抜群です。

1960年代に流行したメロトロン(アナログキーボード)を入れるなど、音に厚みを持たせ、また、カッコイイ、リフのギターはファズで音をひずませ、サイケ感満載のアルバムです。

現在、ツアー中です。来年、2018年は香港、台湾でライブを開催することが決定しています。

映画「少女」の主題歌「闇に目を凝らせば」

映画の監督が惚れ込み、自らGLIM SPANKYに曲のオファー

闇に目を凝らせば(GLIM SPANKY)が出来たきかっけは○○!?映画主題歌の今作を徹底紹介♪の画像

「闇に目を凝らせば」は、2016年公開された映画「少女」の主題歌として評判になりました。

 映画「少女」の原作は、作家、湊かなえの小説で、累計100万部を売り上げたベストセラーになりました。

湊かなえの「告白」の映画化につづく「少女」は、ある意味問題作。

本田翼、山本美月のダブル主演です。

17歳の女子高校生たちの危うい日常を軸に、複雑な事件が絡んだ、さすが湊かなえの原作のミステリー仕立ての物語です。

主演、本田翼のサイコパスな雰囲気を演じ、見事にハマっています。

少女の怖いけれど、ナイフのような美しさが映像に表れ、汚れのない純粋な少女たちの世界観で圧倒されてしまう映画です。

三島有希子監督は、GLIM SPANKYの「Velvet Theater」を聴いて一目惚れし、ぜひ主題歌を作って欲しいと自らオファーをしたそうです。

「闇に目を凝らせば」

サイケデリックな幻想世界を表現した楽曲

いきなりチェロの演奏がはじまります。

非日常の世界が一気に広がり、神経を研ぎ澄まされ、ドキンとするような突然始まる松尾レミのアカペラの歌声に吸い込まれそうです。

めちゃカッコイイです。

アルバム「NEXT One」に収録

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「闇に目を凝らせば」は、2016年7月20日に発売された10曲入り2枚目のアルバム「Next One」に収録されています。

ほか、「怒りをくれよ」は、映画「ONE PIECE FILM GOLD」の主題歌で、原作者の尾田栄一郎が主題歌をGLIM SPANKYを指名したほどファンのようです。

「話をしよう」もアニメ「境界のRINNE」のエンディングテーマ曲です。