「U.S.A.」の記録的大ヒット後に発表されたシングル「桜」。
「U.S.A.」とは全く異なる歌詞と、桜の美しさと儚さ、そして強さを感じさせる曲です。
再ブレイクを果たし、再び華やかな表舞台に躍り出た彼ら。
しかしそれに驕ることなく気を引き締めて見捨てないで応援してくれた多くの人たちに感謝しよう。
そんな覚悟を感じます。
なんといってもこの曲の大きな魅力は美しくも強い日本語を駆使した歌詞。
桜吹雪のようにそんな美しい歌詞が降り注いでくるようです。
桜を題材にした楽曲は多くありますが、その多くが卒業や旅立ちを描いたものです。
DA PUMPの桜は、桜が寒い冬を越して芽吹いて咲いて散っていく様を人生とリンクさせた曲になっています。
MVも美しくてかっこいい!ご覧ください。
どんな舞台でも人生は
繚乱桜(りょうらんざくら)
一瞬一瞬が 相まって 豪華絢爛
生涯ファビュラス
奈落(ならく)だって 裾(すそ)だって
人生の舞台
生き抜いたようでいて
皆、生かされているのさ
繚乱桜(りょうらんざくら)
何度だって降りて開く
幕は
出典: 桜/作詞:shungo. 作曲:MUSOH
今この一瞬もその後の人生に繋がっているのです。
素晴らしい人生になるもならぬも今をどう生きるかがカギとなってくる。
陽の目を見ないときも、地獄のような日々も、それも人生の一場面。
精一杯その舞台で生きたらいいのです。
これはまさにDA PUMPのこれまでの軌跡を表したものではないでしょうか。
どんな日も必死に生きてきたけれど、それはきっと自分たちの力だけではなかったのです。
ここまでグループを生かしてきてくれた多くの人たちに感謝をしなければいけないとの想いなのでしょう。
9行目の歌詞が示していること。
「どんなに終わったと言われても何度だって人は立ち上がれることができる」
そんなことを伝えたいのではないでしょうか。
紆余曲折を経て再び光を浴びた彼らだからこそ、美しく、強く心に響く名曲となるのでしょう。
第2位 Feeli’n Good‐It’s PARADSE
歌って踊れるイケメングループとして鮮烈なデビューを果たしました。
いわばDA PUMPの原点ともいえる楽曲です。
デビュー曲にしてバラエティ番組のエンディングソングや映画の挿入歌にも起用されました。
一気に全国にDA PUMPの名が知られるようになりました。
おとなもこどもも恋したら
なんていうんですか 緊張感
分析できない Fallin’Love
おとなもこどもも 共感のきっ好きっPower! イイ感じ
出典: Feeli’n Good‐It’s PARADSE/作詞:m.c.A・T 作曲:富樫明生
一見初々しい若い恋を描いているようにもみえる勢いのある歌詞とサウンド。
ですが、歌詞をじっくり聴いてみるといい大人と呼ばれる年代の共感もしっかり掴んでいます。
大人だろうが、子供だろうが、恋をしたら戸惑ったり、調子が狂ったり。
かと思ったら小さなことに幸せ感じちゃったり。
そんな現象が起こるのは変わらないのです。
ジェットコースターに乗っているような恋って楽しいよね!
そんな恋を忘れてしまっている「いい大人」にこそ聴いてほしい曲です。
第1位 U.S.A.
やはりDA PUMPの名曲中の名曲と言えるのが「U.S.A.」でしょう。
動画サイトにMVがアップされてから瞬く間に注目され、記録的な大ヒットとなりました。
しかし、初めてこの曲のカバーを依頼された時はISSAは意外な心境だったそうです。
本楽曲のカバーを提案された際の気持ちについて、ISSAは「正直、最初は『おい、まじか。これかよ』という思いもありました(笑)。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/U.S.A._(曲)
確かに、「U.S.A.」は曲のテイストも、歌詞もこれまでもの彼らの楽曲とは少し異なるものです。
それでもメンバーは「U.S.A.」という作品に対して真面目に向き合い、思いっきり楽しみました。
「中毒的な曲」「ダンスがダサかっこいい」
10代を中心に大人も子供も誰もが夢中になった国民的ヒットソングと言っても過言ではないでしょう。
アメリカンドリームならぬ再ブレイクドリーム
パシフィックオーシャン
一飛(ひとっと)び
ハートはいつもファーストクラス
夢というグラス交わし
Love&Peace誓うのさ
C’mon,baby アメリカ
サクセスの味方Organiser
出典: U.S.A./作詞:CIRELLI DONATELLA/LOMBARDONI SEVERINO/日本語詞:shungo 作曲:ACCATINO CLAUDIO/CIRELLI DONATELLA/GIOCO ANNA MARIA
夢を叶えるために、太平洋を渡ってアメリカへ。
まだエコノミークラスだけど心は気高くファーストクラスのような気分なのでしょう。
夢に向かって羽ばたいただけでも価値があるのです。
きっと海を渡ったところには、成功に導いてくれる場所があるはず!
夢を追いかけ始めた人の高揚感が伝わってくるようです。
曲中ではアメリカンドリームを題材にしてるようです。
しかし、DA PUMPにとっては「再ブレイクドリーム」を夢見た曲のように感じます。
事実「U.S.A.」で華麗に再ブレイクしました。
しかしまだまだDA PUMP旋風は終わることはありません。
これからまたどんな驚きと感動を魅せてくれるのか、楽しみです!