動画配信からメジャーへ!「鎖那」に迫る
今回紹介するのは鎖那の「オオカミと少女」という楽曲です。
活動歴は2018年現在で8年目となりました。
2015年にアニメ「ナルト疾風伝」のEDテーマになった「言葉のいらない約束」は代表曲として名高いですね。
この曲と同時に彼女は「sana」名義でメジャーデビュー。
その名を飛躍的に広げることになりました。
初心を忘れない
メジャーデビューした現在もその地道な投稿が続いているのが彼女の注目すべきポイントでしょう。
その歌唱力も人気も、言うなれば歌ってみた動画が導いてくれたものです。
いくら歌うのが好きだと言っても、8年間動画投稿を続けるというのは一筋縄ではありませんね。
彼女の初心を忘れない姿には確かな実力を頷かせるものがあります。
今回紹介する「オオカミと少女」という曲から彼女の積み上げてきたものを感じていただければと思います。
人気ボカロPとコラボレーション!「オオカミと少女」を紹介
「オオカミと少女」は2017年9月25日にリリースされたアルバム「Hush by little girl」に収録されています。
このアルバムには人気ボカロPを中心に、今注目を浴びているクリエイターが多数参加。
鎖那の詞や歌はもちろん、職人の技を持って作られた多彩な楽曲が堪能できる1枚となっています。
TOKOTOKOが作編曲を担当
アルバムの中で「オオカミと少女」の作編曲を担当したのはTOKOTOKO。
ボカロPとして活動する他、楽曲提供やボーカリストのプロデュースも手掛ける敏腕クリエイターです。
代表曲の「君色に染まる」はTVアニメ「魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン」のOPにも選ばれ、話題になりました。
また自身もzawao名義でシンガーソングライターとして作品を出すなど、その活動の幅は留まるところを知りません!
「オオカミと少女」は鎖那の詞に氏が曲を付けるという手順で制作された模様。
アルバムのリード曲としてリリースの2ヵ月前の7月25日には動画も公開されています。
このことからも、名立たるクリエーターの楽曲の中でも注目される1曲だとわかりますね!
「オオカミと少女」はこんな曲
「オオカミと少女」は一言で言うとポップで可愛らしい1曲。
耳馴染みの良いメロディと鎖那のあどけない少女を思わせる歌声が心地よく響きます。
ドラマチックな曲感
楽曲はやはり職人技が光る内容に仕上がっています。
イントロから軽快に跳ねるギターと、キャッチーなベースがウキウキ感を演出。
楽曲の世界へと誘ってくれます。
高鳴っていくBメロを経て、織りなされるサビのキラキラしたメロディ。
ここまでならただ「可愛らしい」という印象ですが、ミソになってくるのはサビ後半です。
ここで覗かせる憂いを帯びたような展開がすごくドラマチック。
楽曲の魅力を引き出すスパイスになっています。
抜群の安定感
この曲から垣間見える鎖那のすごいところは、抜群の安定感でしょう。
聴いていただければ伝わりますが、Aメロは女性にしては結構な低音。
そこからBメロ、サビとメロディの振れ幅も大きく、難易度の高い楽曲だと言えるでしょう。
これに対して鎖那はどの部分も突っかかることなくクリアに歌い上げています。
これは楽曲提供をする側も作り甲斐があるというもの。
これまで多様な曲を歌ってきた積み重ねの成せる技でしょうね。
オオカミが優しく描かれたPVを紹介
続いては「オオカミと少女」のPVを紹介しましょう。
手描き調の優しいタッチが曲とマッチしていて癒されますよ!