自分の心と向き合って「君」は未来を選択し始めました。
何かを成すときに、傷つかずに成し遂げることは難しいでしょう。
ですが悩みながらも自分の進みたい未来へと歩み始めた「君」は、傷つく覚悟さえも固めています。
すぐに望む未来に到達できなくても、決して諦めたりしません。
船の進む先
たったひとつ無くしたくないもの
破れた地図の先を記し始めた 海の真ん中
正解なんて無いね 分かっていても痛むもの
出典: 航海の唄/作詞:さユり 作曲:さユり
今まで地図は破れていました。
それは「君」が自分の行く末を考えていなかったことを表しています。
自分のことを蔑ろにしている、自分への「愛」が足りないといえるでしょう。
ですが今は地図の先、つまり自分の望む未来を描き始めました。
真っ暗な海で先が見えなくて怖くても「君」は船を漕ぎ進めます。
そんな未来を選びましたが、自分でもその選択が本当に正しかったのか確信が持てませんでした。
今までしてきたことへの後悔が胸をよぎります。
そこには易しい「あい」を振り払ったことも入っているのかもしれません。
ねぇ、多くを望んでる?いるわけじゃない
ただ無くせないもの一つ守るために
新しい扉の先 船は進んでく
出典: 航海の唄/作詞:さユり 作曲:さユり
後悔を胸に抱きながら、それでも「君」は未来へと進み続けます。
不完全な自分を愛することができる自分になると決意したからです。
たったひとつ無くしたくないものとは、自分自身にほかなりません。
欠けた部分もあるありのままの自分を愛せる自分になること。
ひいては、心の奥底にある本当の願いを蔑ろにしないということにも繋がります。
心が躍る方向へ
心音が震える方角へ 臆せず 歩き出せ
出典: 航海の唄/作詞:さユり 作曲:さユり
ここのフレーズは胸が高鳴る方角へ、心躍る未来へと歩み始めようと歌っています。
つまり船は「君」が心の奥底で願っていた未来へと向かっているのです。
その選択をするときに強さは要りません。
ただどんな自分になりたいか、どんな未来を望んでいるかを覚悟するだけで良かったのです。
後悔を抱きながら、それでも望んだ未来のため前に進もうとする「航海の唄」。
さユりの歌声が、その覚悟を鮮やかに表現していました。
最後に
「航海の唄」はまさに、さユりの覚悟とヒロアカの世界観がシンクロした結晶といえるでしょう。
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彼女がこのアルバムの中でどんな「航海」をしているのか、ぜひ記事を確認してみてください。
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