朝になって日が昇れば、太陽の光によってさまざまな物が照らされます。
その光は平等で、日陰にさえなっていなければどんな物だって照らしてくれるのです。
私たちの人生も同じで、日が当たる場所で待っていればいつか必ず輝ける日が来ます。
今は暗闇のように思えても、それこそ「順番」に日が射してくるものなのです。
報われる日が来ることをじっと耐え忍ぶのは、人生において大事なことだといえるでしょう。
日陰のままだと嘆く主人公
自分だけ遮られ(光が当たらない)
上手くいかなくて(日陰のままだ)
伸ばした手のひらはその陽射しを
どこで見つける?
出典: いつの日かどこかで/作詞:秋元康 作曲:小西裕子
しかし、この主人公は自分が"日陰にいる"と自覚しているようです。
輝くことをこんなにも望んでいるのに、自分だけがいつまでも暗闇だと嘆いていますね。
自分よりも幸せな人ばかりが周りに溢れていると、そんな気持ちになってしまうのかもしれません。
「ラストアイドル」の番組も似ている部分がありますね。
アイドルとしてデビューできた人が周りにいるのに、自分はデビューできなかった。
どんなに挫折を味わっても夢を諦めない
100万回負けたって この夢を諦めることはない
これからなんだ WOW WOW WOW WOW
身も心もし傷ついて倒れても 逃げ出したりしない
永遠のもっと手前で 願い叶う日まで 僕は信じてる
WOW WOW WOW WOW…
いつの日かどこかで
WOW WOW WOW WOW…
出典: いつの日かどこかで/作詞:秋元康 作曲:小西裕子
「100万回」というと相当大きな数字ですね。
この主人公はどんなに夢を否定されても、途中で挫折や苦しみがあったとしても決して諦めたくないのです。
挫折のあったサムサムがこの歌詞を歌うと、何だか説得感があります。
永遠に夢を追い続けるのではなく、その手前で夢をちゃんと叶えたい。
そんな前向きな思いが綴られているのも素敵ですね!
ちなみに「傷ついて倒れても」というこの言葉。
この部分からは、メンバーの間島和奏さんを思い浮かべることもできます。
というのも、間島和奏さんはグループ結成当時に骨折をしており、実際に体が「傷ついて」いたのです。
しかし、急遽椅子を使った振り付けを取り入れて、そんなアクシデントも乗り越えてきました。
なんだかサムサムの軌跡を振り返ることができるような歌詞にも感じられますね。
2番の歌詞
自分の気持ちを隠していた主人公
いつになったら僕は 正直になれるのかな?
本当の気持ちも見せなかった
出典: いつの日かどこかで/作詞:秋元康 作曲:小西裕子
この歌詞の主人公は、人前では本音を隠していました。
本当は誰よりも熱い気持ちを抱えているはずなのに、何らかの理由でそれを押し殺していたのです。
でも夢を追いかける気持ちは消せない
胸の片隅に 燻る悔しさや
その痛み気づかないふりをしてた
出典: いつの日かどこかで/作詞:秋元康 作曲:小西裕子
でも、どんなに気持ちを押し殺しても、夢への想いを消すことはできません。
心の奥深くで、夢を叶えられないことに対する悔しさや不安があったのです。
今まではそんな負の感情をわざとスルーしていた主人公。
しかし、そんな気持ちとちゃんと向き合おうとしているようですね。
サムサムのメンバーにとっての「新しい道」とは
運命の風が吹き(雲も流されてく)
希望の光に(心を晴れる)
新しいこの道 僕は僕の道を進もう
出典: いつの日かどこかで/作詞:秋元康 作曲:小西裕子
いつどこでチャンスが訪れるかは誰にも分かりません。
ある時を境に、道が開く可能性だってあるのです。
そんなチャンスが訪れる様子を「運命の風」という言葉を使って表現していますね!
「新しいこの道」は、人によって違うと思います。
ただ、メンバーにとっては「Someday Somewhere結成」こそが新しい道だったのではないでしょうか。
アイドルグループ「ラストアイドル」に入ることはできませんでした。
でも「Someday Somewhere」という新たなグループが出来て、そこで活躍することができたのです。