0 「10代の魂」は、事実ではないが真実になった
彼女の何気ない(であろう)一言が・・・・・
1990年代を全力で駆け抜け、自分達の意志をも超えて世界的に影響を与え続けたロックバンド
Nirvana(ニルヴァーナ)。
その中でもONE OK ROCKやMAN WITH A MISSION、Michi、2CELLOSなど
数えきれないバンドがカバーした伝説の名曲であり、数えきれない方が
歌詞の解説にトライしていながらももっとも答えが出ない迷曲とも思える
の歌詞。
かなり絡まっていますが、紐解きにトライしたいと思います。
ぜひ楽曲を聴きながらなぞってお読みいただけると幸いです。
1 僕には「挑発」、君は?な顔。というか何でもない
歌詞その1
Load up on guns, bring your friends
It's fun to lose and to pretend
She's over bored and self-assured
I know, I know a dirty word
Hello, hello, hello how low,
Hello, hello, hello,how low,
Hello, hello, hello...
出典: Smells Like Teen Spirit/作詞:Kurt Cobain 作曲:Nirvana
和訳はボーカルであるカート・コバーンに憑依して筆者が和訳しました。
銃を詰め込んで、ダチなんかも呼んじゃってさ
失くすフリしちゃって快感だよ
彼女は欲求不満、自信満々
知ってる、俺は汚いこと言っちゃうよ
もしもし、もしもし、もしも~し
どうなんだい?
もしもし、もしもし、もしも~し
どうなんだい?
もしもし、もしもし?もしも~し?
考察その1
元々Teen spiritって、アメリカでは
制汗スプレーの製品名なのですよね。
ワキにシュー、のやつです。
彼女はその香りについて話しただけなのに、
男(カート)は「Teen」という言葉にフォーカスしてしまったのでしょう。
童貞臭い
と捉えてしまってヤケクソな感情がこの歌詞になった、と言われています。
Nirvanaのボーカルであるカート・コバーンも、
特に歌詞に意味はない。
と語っています。
意味がなさすぎるからカッコいいのかも知れません。
…ということも踏まえて敢えて紐解きにかかるのが筆者です(笑)
相手の心境はこの歌詞ではどうでも良いです。
「童貞臭いとか言いやがって、気にしてたこと言いやがって、仕返ししてやる!童貞なんだろ!?はぁ?」
という勝手な感情のように見えます。
自己嫌悪な中にさらにナイーブなところを言われたから怒りがMaxになって仕返しして、見下し返したい感情が見えます。
感情を純粋に会話にした場合、こんな感じではないでしょうか?
男 お前ヘラヘラして楽しそうだけどどうせ薄っぺらなんだろ? 俺はこんだけ悩んでんだぜ 真剣なんだぜ 欲求不満で可哀想な娘だね(#`皿´)
という痛みが。
彼女 …? なんのことでしょうか?
2 Entertain us
歌詞その2
With the lights out, it's less dangerous
Here we are now, entertain us
I feel stupid, and contagious
Here we are now , entertain us
Amaretto, an albino, a mosquito, my
libido,
Yeah! Hey. yay.
出典: Smells Like Teen Spirit/作詞:Kurt Cobain 作曲:Nirvana
ライトが消えれは危険じゃなくなるよ
今ここにいる、俺達を楽しませる
俺は愚かで、伝染していると感じてる
今ここにいる、俺達を楽しませる
アマレット、アルビノ、蚊、俺の性欲、
イェー!ヘイ。ヘイ。
考察その2
カートもこの勘違いに遊びを加えてロックにしたら十代の魂とさらに勘違いされてしまった。
勘違いから始まり、勘違いで蔓延していったこと
カート・コバーンも歌い飽きてわざと低音で歌ったりということもあったとか。
聴いたことがありますが、逆に新鮮です。
カラオケでいたずらでキー下げて歌っちゃう感じです。
男
どうせ俺は最低なクズさ! だけどあんたと違って幸せさ!
彼女
なんで大声あげてるの?
ちなみにONE OK ROCKもこの曲をカバーしていますが、2回目のHeyがコバーンになっています。