【いかれたBaby】とはどんな曲?
多数のアーティストにカバーされる名曲
この記事で歌詞解説しているのはロックバンド【Fishmans】です。
そして「東京スカパラダイスオーケストラ」に所属している「茂木欣一」。
そんな彼も【Fishmans】のメンバーの1人なのは有名な話です。
まさしく日本のロックバンドという彼ら。
彼らの楽曲には心震わされる名曲が多く、魅了されるファンは数知れません。
そんな数ある名曲の中でも今回歌詞の意味を読み解いていくのは【いかれたBaby】という楽曲。
この楽曲は「山崎まさよし」や「竹中直人」など様々なアーティストがカバーしています。
ずっと聴いていたくなるような優しいメロディと心に響いてくる歌詞。
人は誰でも辛いことや苦しいことに直面します。
そのような時に、聴いていると辛い気持ちが緩和され、癒されていくような気持ちにさせてくれるのがこの楽曲。
この【いかれたBaby】という楽曲の歌詞に込めた想いとメッセージをこれから読み取っていきたいと思います。
タイトルから伝わること
タイトルは【いかれたBaby】。
この「ベイビー」とは赤ちゃんのことではなく、愛しい恋人のことを指しています。
この表現の仕方からでも、恋人に対する強く甘い気持ちが伝わってくるようです。
好きや愛してるよりももっと特別な好意を感じ取ることができます。
大切で、大事で、特別な、心の底から恋人のことを想っているような甘い気持ちなのです。
そしてタイトルの前半部分は良い意味で使われているのでしょう。
普通では良くない表現として使われる言葉です。
いかれてしまうほどの愛するという感情がどれほどのものなのか。
これから解説していきたいと思います。
歌い出しの歌詞から伝わる想い
主人公のネガティブな感情を変えてくれるのは
悲しい時に 浮かぶのは いつでも君の 顔だったよ
出典: いかれたBaby/作詞:佐藤 伸治 作曲:佐藤 伸治
歌い出しの歌詞部分です。
最初からこの歌の魅力全開で楽曲が始まっていきます。
人は生きていると幸せなことだけではなく、辛いことや苦しいことにも必ず直面する時がくるのです。
そのようなネガティブな感情に支配されている時は、自分1人で立ち上がるのが難しいこともあります。
この楽曲ではそのような時に真っ先に頭の中に浮かび上がるのは「君」という存在なのだといっているのです。
ここでいう君とは恋人や、配偶者など自分の愛する人のことを指しています。
ではなぜ苦しい時に愛する人の顔が浮かぶのでしょうか?
浮かんだ君の顔の意味
それは君という存在が自分の心の支えになっているからです。
大切で大事な愛する人が、自分の心の中では当たり前の存在になっているのではないでしょうか。
当たり前とは悪い意味ではなく、良い意味の当たり前。
相手が当たり前のように、常に自分の側にいてくれるのだという主人公の安心感が感じ取れるのです。
自分に何が起きても支えてくれるという信頼感と安心感。
それが故に、苦しい時に縋りたくなるのは、助けてくれると信頼している愛する人になるのです。
歌詞からは君に対する深い愛情が迸っています。
この楽曲の主人公がいかに相手を愛し、大切に想い、信頼しているのかが痛いほど伝わってくるのです。
歌詞から伝わる感謝の心
悲しい時に 笑うのは いつでも君の ことだったよ
出典: いかれたBaby/作詞:佐藤 伸治 作曲:佐藤 伸治
自分が落ち込んでいる時は簡単には気持ちを切り替えることができません。
しかし愛する人のことを思い出すとどうしても顔が綻んでしまうのです。
さっきまで沈みきっていた心が少しだけ救われたような気持ちになります。
愛する人という存在が落ち込んでいる時の気持ちを楽にしてくれるのです。
そしてこの歌詞からは主人公の相手に対する深い感謝を感じ取ることができます。
いつも助けてもらっている、救われている君に感謝してもしきれない想い。
歌詞に直接描かれているわけではありませんが、言葉選びから彼の気持ちが流れ込んでくるのです。