欅坂46の7枚目シングル収録曲
ファーストシングルから快進撃!
リリースしたシングルのすべてが、オリコンなどのチャート1位を獲得してきた欅坂46。
彼女らの7枚目となるシングル『アンビバレント』が、2018年8月15日に発売されました。
その中に収録されているのがこの「音楽室に片想い」です。
青春の一コマを切り取った短編小説
欅坂46といえば比較的硬派な曲が多いイメージがあるのですが、この曲はちょっと違います。
明るくポップなサウンドに乗って放課後の情景を歌う出だしは、甘く瑞々しい雰囲気。
しかし歌詞を文字にしてじっくり読み込むと、その世界は別の色合いを帯びてきます。
まるで、青春の一コマを描いた短編小説のよう…。
その内容について後ほどじっくり分析していきますので、どうぞお楽しみに!
尾関梨香・小池美波・長濱ねるによるユニット
「音楽室に片想い」を歌うのは、尾関梨香・小池美波・長濱ねるの3人組ユニット。
前作『ガラスを割れ!』に収録された「バスルームトラベル」に続く、ユニット第二弾の楽曲となります。
「バスルームトラベル」の中で表現した「女の子の妄想世界」と「リアリティ」のバランスは絶妙!
今作「音楽室に片想い」でも、その不思議な感性を余すところなく発揮しています。
キュートなMVに目が釘付け!
「音楽室に片想い」MVショートバージョンが公開されています!
どうぞご覧ください♪
黒板に書かれた五線譜と音符、机といす、トイピアノ。
このMVで学校の音楽室を連想させるものは、それだけです。
トイピアノはあまり音楽室に無いとは思いますが(笑)
これは単に「3人の可愛さを前面に出すため」ではないと、筆者は解釈しています。
学校の音楽室に対するイメージって、きっと皆さんそれぞれの中にあると思うのです。
それを壊さないための配慮…そんな風に考えるのは、うがち過ぎでしょうか?
放課後の甘酸っぱい想い…タイトルと歌詞を徹底解釈!
まずは歌詞を詳しく解釈していきましょう。その中できっと、タイトルの意味が分かるはず!
放課後の風景
夕日に染まる放課後に
まだ残っている生徒たち
どんな理由があるのだろう
僕はただ君がいたからだ
机の上カバンがある
君はどこで何してるの?
出典: 音楽室に片想い/作詞:秋元康 作曲:市川裕一
放課後ということは、中学か高校というのが分かります。
6時間目の授業が終わるのは大体午後3時頃でしたよね?
夕日に染まる放課後ということは…季節は分かりませんが、大体4時以降かなと想像できます。
部活や補習授業でもない限り、そんな時間まで残る生徒はあまりいないはず。
主人公の「彼」が残っている理由は、ひとえに「彼女」がまだ校内にいるからなのです。
彼女の机の上には、置かれたままのカバン。
部活をやっているならば、好きな人のことですから、彼もきっと知っているはずですよね。
でもそういうわけではなさそうです。
生徒の姿もまばらな校内を、彼がゆっくりと、でも内心ドキドキで探す姿が目に浮かぶようです。