きらびやかで穏やかなFlowerの11thシングル

「銀河」の部分は「ぎんが」ではなく、英語の「ミルキーウェイ」と読みます。
歌詞にも「銀河」が出てきますが、これもすべて読み方は「ミルキーウェイ」。
敢えて英語で読ませることで、滑らかで柔らかい語感になっていますね。
銀河らしくキラキラしていて、それでいて優しいメロディです。
MVも銀河と夜景を前面に出した美しい映像となっています。
銀河が輝く夜空の下や、暗闇の中で優雅なダンスを踊るメンバーの姿は必見!
いったいどんな想いが歌われているのでしょうか。
そもそも「瞳の奥にある銀河」とはどういう意味なのか。
タイトルとともに、穏やかで優しい歌詞の意味を考えてみましょう。
アニメ『金田一少年の事件簿R』ED
「瞳の奥の銀河」はアニメ『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』のED曲となりました。
金田一一(はじめ)を主人公とする、あの大人気推理漫画を原作とするアニメです。
『金田一少年の事件簿』といえば1996年の劇場アニメ、1997年から2000年までアニメシリーズも放送されました。
そのため、以前から知っている人も非常に多いでしょう。
『金田一少年の事件簿R』は、実に14年ぶりのアニメ化でした。
この物語と穏やかな「瞳の奥の銀河」は、どのようにマッチするのでしょうか。
歌詞と一緒に「金田一少年の事件簿」でいうと誰の曲なのか、考えてみるのも面白そうです!
唯一信じられる人
「瞳の奥の銀河」は、ある男性を愛する女性の気持ちを歌う歌詞です。
その男性はいったいどんな人なのでしょうか。
銀河という壮大なキーワードに対して優しい愛という、独特な世界観が表現されています。
決して曇らない「あなた」の銀河
何を見ているの?
その瞳の奥にある銀河(ミルキーウェイ)
翳らせたりしないで ねえ…あなたを愛してる
出典: 瞳の奥の銀河/作詞:Junya Maesako・RUSH EYE・Hitoshi Harukawa 作曲:小竹正人
冒頭からタイトルの「瞳の奥の銀河」が登場しました。
「銀河」を見ているのは、主人公の「私」が愛する男性のようです。
「翳らせる」というのは光が弱くなる、という意味。
「目を眇めたりしないで、力強く見つめていて」ということでしょうか。
彼は「私」を見ず、ずっと「銀河」の中にある何かを見ているように思えます。
その何かは側にいるはずの「私」にも分からない様子。
その男性は、なんだかミステリアスな感じの人なのですね。
笑顔の中に隠れた影
出逢った瞬間にすぐ あなたのことを好きになった
無邪気に笑いながら 不意に見せる 悲しい横顔(プロフィール)
嘘と事件と意地悪ばかりが この街をいじめているみたい
それでも私 あなただけは信じられる 不思議なくらいに
出典: 瞳の奥の銀河/作詞:Junya Maesako・RUSH EYE・Hitoshi Harukawa 作曲:小竹正人
恋は出会ったその時から始まったということは、ひとめぼれでしょうか。
しかし彼のことを知っていく内に、その中にある暗い一面が見え始めます。
いつもは明るく朗らかなのに、時折ふっと見せる暗い表情。
それもまた彼の不思議さを強調しているのでしょう。
三行目の「嘘と事件と意地悪」が、『金田一少年の事件簿』の探偵ものらしさを感じさせます。
色々な事件が起こって、最早誰を信じたら良いのか分からないのかもしれません。
だとしても、「私」は恋する彼のことだけは信用できるようです。
何故そう思えるのか自分でも分からないというのですから、彼の不思議さは良い意味の不思議さなのでしょう。
恋愛感情があるとはいえ根拠はないのに信用を獲得できるとは、彼はただものではありません。
銀河がずっと輝きますように
誰を見ているの?
その瞳の奥にある銀河(ミルキーウェイ)
いつも輝くように Ah 守ってあげたい
出典: 瞳の奥の銀河/作詞:Junya Maesako・RUSH EYE・Hitoshi Harukawa 作曲:小竹正人