キーボードのキーは、それを押すだけで、設定されたことができるようになっています。


例えば、保存をしたいときには Ctlr + S を押すと、いちいちファイルメニューから選択しなくても保存ができます。これをショートカットキーと言います。


各コマンドにはそれぞれショートカットキーが割り当てられているので、よく使う機能は、ショートカットキーを覚えておくと便利です。

再生、停止のショートカットキー

一番使う機能は、何と言っても「再生」と「停止」ですよね。


どんな曲を作るにしてもこれは絶対にします。


再生/停止ボタンを押すのもいいですが、Spaceキーを押すだけで、再生と停止はできます。


この機能を筆者は使いすぎて、キーボードのSpaceキーの色が変わってしまったことがあります。それくらい、便利な機能なのです。

前の状態に戻したい時は?

作業をしていると、前の状態に戻したい時ってありますよね。


録音に失敗してしまった時や、編集中に間違えたところでオーディオデータを切ってしまった時など。編集タブから1つ前に戻るをクリックしてもいいのですが、これにもショートカットキーがあります。


Ctrl + Z です。これを覚えておくと、すぐに1つ前に戻せますし、3つ前の状態に戻したいときは、3回押せばいいのでとても便利です。

3つ前の状態に戻そうとして、4回 Ctrl + Z を押してしまうこともよくあります。そんな時には、焦らずに Ctrl + Shift + Z を押しましょう。これは、やり直しのショートカットキーで、上記の例ですと、これを押すことで、4回目の Ctrl + Z がやり直され、3つ前の状態になります。Ctrl + Z と併せて覚えておきましょう。

コピペしたいときはこのキー!

2番に1番と同じフレーズを入れたいと思うことも多いです。そうしたときは、いわゆるコピペをしたいですよね。コピペにもショートカットキーがあります。

まず、コピーのショートカットは、Ctrl + C です。


そして、ペースト、つまり貼り付けは Ctrl +V です。


コピーしたいものを選択した状態で、Ctrl + C を押し、貼り付けたい場所を選択して Ctrl + V を押します。

貼り付けの時に注意したいことは、貼り付けたいトラックを選択しておくようにすることです。


例えば、1~4トラックをまとめて選択しコピーした時に、貼り付け先も1~4トラックならば、1トラックを選択しておかなければなりません。


間違えて2トラックを選択しておくと、2~5トラックに貼り付けられてしまいます。


間違えてしまったら、焦らず、前述の Ctrl + Z を押しましょう。そして、改めて1トラックを選択してもう一度貼り付けます。

録音する時のキーはこれ!

録音は、各トラックの録音ボタンを押しただけでは始まりません。


トラックの録音ボタンは、あくまで録音待機状態にするボタンなのです。録音待機状態で、コントロールバーの録音ボタンを押すと録音が開始されます。



これにもショートカットキーがあり、待機の状態から R キーを押すだけで録音がスタートします。


録音の準備を整えて、ギターを弾くなら弾き始められる状態にして、歌を歌うならマイクの前に立って、そして、R キーを押せばいいのです。

保存の時はちょっと注意!

前述の例で保存の時は Ctrl + S であると述べました。


これはショートカットキーとしてあるのですが、このショートカットはたまにフリーズすることがあります。


使っているパソコンの環境などもあるかと思いますが、筆者は何度かフリーズし、保存できないまま終了してしまったことがあります。


保存はとても重要で、こまめに行った方がいいので、ショートカットキーで便利に行いたいところですが、確実に保存した方がいいので、保存はショートカットキーではなくファイルメニューから行った方が良いかと思います。

複数トラックの選択の仕方

複数のトラックを選択したい時もありますよね。


複数トラックを選択したいときは、Ctrl キーを押しながら各トラックを選択します。


また、例えば、1~8トラックを選択したいときは、1トラックを選択後、Shift キーを押しながら8トラックを選択すると1~8トラックが選択されます。

同じ動作をまとめてしたい時は、複数選択後、Ctrl キーを押しながらその動作をすれば良いのです。


例えば、上記のように1~8トラックを選択した状態で、Ctrl キーを押しながらどれかのトラックのボリュームを下げてみると、他のトラックでも同じようにボリュームが下がります。


Ctrl と Shift キーは、トラックだけでなく、MIDIの編集時にも使えます。


例えば、MIDI編集時に音符データを選択した状態で Ctrl キーを押しながらドラッグすると同じ音符データをコピーできます。


Shift キーについては、音符データを選択した状態で押しながらドラッグすると、横にはずれずに、縦だけ動くことができます。タイミングは同じで音階だけ変えたい時などは便利です。


さらに、同じタイミングで別の音階のデータをコピーしたい時は、Ctrl + Shift を押しながらドラッグするとできます。

このMIDIの編集時に使えることは、クリップの編集時にも使えて、便利です。クリップをコピーする時、タイミングはそのままで他のトラックに移動させたい時、同じクリップを同じタイミングで他のトラックにコピーしたい時に使えるのです。

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