「Daylight」ってどんな曲?
嵐49枚目のシングルとなる「Daylight」
嵐49枚目として2016年5月に発売されたのが、両A面シングル 「I seek / Daylight」です。
初回限定盤1、初回限定盤2、通常盤の3種類が用意されており、それぞれの特典内容はもちろんのこと、CDジャケットのデザインも全て異なるという徹底ぶり・・・。
さすが不動の人気を誇る嵐ならでは!ファンを喜ばせたい、常に一番にそのことを願って活動している嵐メンバーの思いが伝わってくるような趣向ですね。
アルバムとしては2016年10月発売、嵐15枚目となるオリジナル・アルバム「Are You Happy?」に、I seek / Daylightの2曲そろって収録されています。
松潤主演のドラマ主題歌としても話題に
Daylightは、 松本潤さんが主演した2016年4月クールのTBSドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」の主題歌として起用されたことでよく知られています。
ちなみにもう1つの曲「I seek 」も、大野智さん主演の日本テレビ「世界一難しい恋」というドラマの主題歌。
かたや逆転不可能とされる刑事事件に挑む型破りな弁護士、かたや恋となると二の足を踏んでしまう恋愛に臆病な敏腕社長。
「Daylight」が放つ魅力とは?
ドラマの世界観にもリンク
松本さんがドラマで演じるのは、日本における刑事事件の裁判有罪率99.9%(起訴後に裁判で有罪となる確率のこと)の壁を崩そうと奮闘する若き弁護士。
自身も心に傷を負いながら、わずかな望みに全身全霊をかけて真実にたどり着こうとする。
執念ともいえるような気迫を見せながら飄々としてどこか憎めない主人公を、松本さんは細やかに、そして大いに魅力的に演じました。
そんなドラマの主題歌とあって、ドラマの世界観にも通じるメッセージ性の強い一曲に仕上げられています。
PVではどこか遺跡を思わせるようなダークな雰囲気の中で、遠くを見つめながら優しげで切ない表情を見せる嵐の皆さんが、またいつにも増してカッコイイ!
徐々に希望を感じさせる歌詞とリンクしながら画面が明るくなる演出も素敵で、終盤にかけて希望に満ちた柔らかな光が頭上に降りそそぐ中、エンディングをむかえます。
久々に「サクラップ」も披露
曲中にはおなじみ櫻井翔さんによるラップも登場しますが、実はこのラップは松本さんたっての希望で櫻井さんに直々に依頼したそうです。
お互いの個性や実力を認め合っている、そんなメンバー間の素敵な関係性が伝わってきますね。
櫻井さんは渡された台本をもとに歌詞を練り上げたとあって、曲にいっそう強さを与える重要なアクセントとなっています。
嵐のシングルでは2012年5月の「Face Down」以来、じつに4年ぶりのサクラップ復活となり、ファンの間でも大きな話題になりました。
Daylightの歌詞について
Daylightの歌詞を聴くと、ドラマとの関係性を深く感じます。
この曲が伝えたいことには一体どんな意味が隠されているのか、少し紐解いてみたいと思います。
過去と決別して歩き出す勇気
誰もが同じ悔しさで 夢の終わりを認めないように
明日はそう 違う自分と 歩いていくから
痛みを抱いて優しさに変えて たとえ胸が張り裂けても
君はもう 自分知っている 歩き出せばほら見えてくる
ぎゅっと強く温かなその手で 時間(とき)を掴み取れ
出典: Daylight/作詞:stereograph,櫻井翔 作曲:Simon Janlov,wonder note
ドラマの主人公深山弁護士をはじめ、誰しも胸に忘れたい過去や秘めた思いを抱えているものです。
痛みや悲しみを知って優しさを手にした人だけが、そんなしがらみに縛られそうになる自分を奮い立たせ、一歩を踏み出す勇気や強さを持てるのではないでしょうか。