I thought you might understand
I thought you might have a plan
You knew better than me
Say goodbye?

出典: No Mates/作詞:猪狩秀平 作曲:猪狩秀平

別れを迎える私は、友人の思いに気づきます。

”私は、あなたが理解してくれるかもしれないと思った。

私は、あなたに計画があるのかもしれないと思った。”

サビの冒頭の2文で、思いを履き違えていたことを綴っています。

別れを目前にし、どこかに期待を抱いていたことが分かります。

”あなたは私よりも知っていた。

だからさよならを言うの?”

最後の2文では、諦めきれない思いが残っています。

しかし、私より理解がある友人。

この別れは、どうしようもないものだと思わされます。

Aメロ全体を通して、カリフォルニアに来た目的。

友人との別れまで、描く冒頭。

友人と私がどのような選択をするのか気になります。

何よりも大切なこと

HEY-SMITH【No Mates】歌詞を和訳して解釈!なぜ孤独なの?カリフォルニアにいるのに…の画像

I hope that we’ll meet again
Can you smile and take my hand?
We’ll know better than now
No goodbyes

Nobody knows why you’re feeling so lonely
Nobody knows, don’t ask why

出典: No Mates/作詞:猪狩秀平 作曲:猪狩秀平

楽曲の終盤で、私は、大切なことに気づきます。

”私たちが再び会えることを願っている。”

この始めの1文が大切なことに思えます。

別れは、辛く寂しいものではあるけれど、また会える。

そう思うことが避けられない別れで重要な意味を持ちます。

悲しむより、前に進んでいこうと思わせてくれます。

次の歌詞は、”あなたは、笑顔で手を取ることができる?

私たちは、今よりよく知っているよ。さよならは言わない。”

別れた後も、また会えるという信頼関係を窺うことができます。

信頼が私を前向きな気持ちにさせてくれたのでしょう。

最後は、このようにまとめられています。

”誰もあなたがなぜとても寂しいのか分からない。

誰も理由を聞かないのかを知らない。”

別れを迎える人の心情を全て汲み取ることは困難です。

それでも前を向く決断をしたこと。

楽曲の寂しさの理由は、友人との別れによるもの。

そんな寂しさに海岸で浸る様子は、とても感傷的です。

HEY-SMITHの歴史と思い

バンドの飛躍と原点回帰

HEY-SMITH【No Mates】歌詞を和訳して解釈!なぜ孤独なの?カリフォルニアにいるのに…の画像

HEY-SMITHは、2006年に結成以来、常に第一線で活躍してきました。

日本を代表するライブバンドである彼らは、ライブ出演も圧倒的。

彼らにとって2018年は、充実の年になりました。

メンバーは加入から3年目を迎え、すっかりバンドに定着。

そして、2014年から開催している主催フェスの成功。

今年は、最大規模でありながら、ソールドアウトすることができました。

長年の活動の中で、主催フェスでの成功とライブでの手応え。

そんなバンドの充実ぶりが本作には、投影されているように思えます。

そして、本楽曲の舞台になっているのが、カリフォルニアのベニスビーチ。

ベニスビーチは、芸術の中心地。

ビートニク、ヒッピー、ボヘミアン文化が根幹を担っています。

このストリートと芸術文化の発信地である土地で撮影されたMV

彼らがインスパイアされた音楽的なルーツも思わされます。

そういった意味で、バンドの音楽に対する初期衝動。

ひたすら音楽を楽しもうとする原点回帰的なアルバムにも思えます。

経験してきた出会いと別れ

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本作が収録されている「Life In The Sun」。

アルバムを通じて、ポジティブな印象ということは前述した通りです。

ポジティブに完成するのは、バンドの充実ぶり。

活動を心から楽しんでいることから理解できます。

その点において、「No Mates」は寂しさを描いており、アルバムでは異色。

バンドの現状を以って、なぜ別れをテーマにした楽曲が収録されているのか。

それは彼らだからこそ、伝えたいメッセージがあるからだと思います。

2015年に、2人のメンバーとの別れを経験してきた彼ら。

長年の時を共にした仲間との別れ。

同時期に活躍し、一緒に夢を見てきたバンドの解散。

そんな経験を重ねてきたからこそ、本楽曲が説得力を持って届いてきます。

長い活動の歴史の上に、成り立つ楽曲に感動を覚えました。

おわりに

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HEY-SMITHについてOTOKAKE内で紹介しています。

新体制のメンバーがひたすらパンクを楽しんでいる楽曲です!

聴いた誰もが両腕を上げてジャンピンジャンピン!そんなHEY-SMITHの「Let It Punk」はレコ発ツアーのゲストバンドが大きな話題となりました。「イエーイ!!」がテーマのこの曲、歌詞に隠されたメッセージを紐解きます。

「Life In The Sun」のリードトラックとなっている楽曲。

MVの魅力について紹介しています。

HEY-SMITHの6thアルバム「Life In The Sun」のリード曲「California」をMVから解説!カリフォルニアの景色が彩るのは、彼らの一番の魅力である「演奏を楽しむこと」!

活動を重ねるにつれて、魅力が増してくるバンドHEY-SMITH

彼らが一体どこまで行くのかとても楽しみです!

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