昔読んだ本の一説をふと思い出します。
シンプルな言葉は心に響いて、感銘を受けました。
心に残っていたはずの大事な言葉。
長い年月を経て再び触れるとその時の感動とは違う感覚に襲われます。
まるでその言葉で心の封印が解き放たれたようです。
自分の都合のいいように物事を捉えて卒なくこなすフリをする自分。
必死に頑張ることを辞めてなんでもわかったような顔をする自分。
そんな自分のカッコ悪さに気づいたのでしょう。
気づけばまた振り出しに戻ってしまいます。
しかしそれも必要なことなのです。
あの日、輝いていた自分に恥じない生き方をすること。
それが結果的に自分にとってイケてる生き方だという答えにたどり着けたのだから。
自分に恥じない生き方を
自分らしく生きるために
積み重ねた失敗 数え切れぬほど
無駄かどうかも気にもせず 繰り返してきた単細胞
辛い思い出ほど輝いてるだろう
変わることを怖がらないで 今の自分磨け 何回も
気持ち一つで景色は変わる
いつでも どこでも 誰でも
そうさ きっと
錆びついてたのは自分信じる心
思い描いてた理想とは違っても
懸命に向き合えれば輝き増していくもの
やめない夢は決して錆びないんだ
出典: STAY GOLD/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,安達練
思い起こせば楽しいだけの日々ではありませんでした。
たくさん失敗もしたし同じ過ちをなにも考えず繰り返してきた過去には、辛く悲しい出来事も当然あったのです。
中には思い出したくない苦い経験もあるでしょう。
でもそんな思い出にもいろんな気持ちが詰まっているのです。
すべての経験は財産となり、自分の心で輝いています。
いまの自分がなりたかった理想の自分とかけ離れていたとしても、まだまだこれから変わることはできるはずです。
記憶にある輝かしかった頃の自分が持っていた心。
時間の経過と共に朽ちてしまったかもしれません。
しかしそれを磨くことで輝きは蘇り、いままで以上に眩い光を放つことだってできるのです。
それができるかどうかは自分次第。
やるかやらないかも自分が決めること。
自分の夢と心に向き合えるのは自分だけなのです。
自分だけの輝きを
さぁ飛び出せ 揉みくちゃになったって
寄り道したって 真っ直ぐに生きて
俺達にだって 必ず明日は訪れ
いつかこの日だって 輝いてたと笑い合えるんだ
Stay Gold Stay Gold ギラギラに熱く
Stay Gold Stay Gold 錆びることなく
Stay Gold Stay Gold ピカピカに磨く
栄光への道のりを乗り越えて
出典: STAY GOLD/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,安達練
やると決めたらどんな状況でも突き進むだけ。
自分らしく生きていくのです。
たとえいまが辛い時期で不甲斐ない自分と闘って傷だらけだったとしても、時が経てば輝かしい過去になるのでしょう。
どんないまを生きていてもやがては眩い光をまとう思い出の一つになっていくのです。
あの日、思い出の公園で見上げた空に瞬く一つの小さな光。
それはもう彼の心で力強い輝きを放ち、さらに磨かれていくことでしょう。
【STAY GOLD】の意味
楽曲のタイトルでもあり歌詞の中でも繰り返される【STAY GOLD】という言葉。
「GOLD」という文字から「輝き続けろ」という意味で一般的には捉えられています。
しかしこれだけが【STAY GOLD】の意味ではありません。
「GOLD」には純粋な、穢れのないといった解釈もあります。
少年や少女だった幼い頃に誰もが持っていた純粋で穢れのない心。
それは大人になるにつれて輝きを失い、忘れていってしまうことなのかもしれません。
若さがあるからこそ光るものもある。
初心に帰ると当時の無垢な気持ちにハッとさせられることもあるでしょう。
人は生きていくうちにたくさんのことを経験し、成長していきます。
いろんなものと戦って傷だらけになっていくうちに目先の勝敗だけに目が向くようになってしまうかもしれません。
それでも心だけは純粋で穢れのない少年少女のような輝きを放ち続けて欲しい。
「GOLD」という言葉からは単純にお金や成功といった目に見える輝きも連想されます。
確かにそれも素晴らしい輝きなのかもしれません。
きっとたくさんの努力や我慢を積み重ねて得た賜物であることに違いはないでしょう。
しかし本当に大切なことは、わかりやすく目に見える表面上の輝きだけではないはずです。
まっすぐな気持ちをいつでも忘れずに身体の芯に宿すこと。
それは大人になればなるほど簡単なことではありません。
でも心に宿した純粋な強い想いは信じる心となって自分なりの生き方に繋がっていくのでしょう。
【STAY GOLD】に前向きな闘志の中に感じる優しい眼差し、そして語りかけるような歌詞。
そこからもそんな気持ちが伝わってくるように思います。
最後に
関連記事のご紹介
最後に関連記事をご紹介します。
今回みてきた【STAY GOLD】の主人公。
輝かしく感じていた過去の自分から、自分のあるべき姿と自分らしい生き方を自らの力で導き出すことができました。
しかしときには自分だけではどうにもならないこともあるでしょう。
自分で決めつけた枠に囚われて動けなくなってしまったとき、ぜひ聴いてもらいたい楽曲をご紹介します。
【いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺】
湘南乃風【いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺】歌詞を徹底解説!みっともない自分とお別れしよう! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
熱い応援歌が心に響く湘南乃風。今回は【いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺】の歌詞を解説します。見ないフリをしていたみっともない自分と決別することはできるのでしょうか。いつも誰かのせいにして逃げていた歌詞の主人公、その心の動きに注目です。
【いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺】、歌詞の主人公は誰かのせいにすることで自分と向き合わずにずっと逃げてきました。
すべてがうまくいかず被害妄想に取りつかれている彼を救ったものとは?
なりたい自分は思い描けるのにどうしてもたどり着けない。
もどかしさやふがいない自分と決別し、前向きな気持ちに変わっていく主人公の変化に注目してみてください。
変わりたくても変えられない自分から抜け出すヒントになるかもしれません。
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