「Ending Story??」気になる英詞の歌詞を読み解く

6thアルバム「人生×僕=」に込める想い

【Ending Story??(ONE OK ROCK)】歌詞を和訳して解説!物語は終わるのか?!の画像

今回紹介するのはONE OK ROCK(以下ワンオク)の6thアルバム「人生×僕=」に収録されている「Ending Story??」という曲。

2013年3月6日にリリースされたこのアルバムですが、タイトルの読み方は「ジンセイカケテボクハ」となります。

読んでそのまま、音楽に全てを賭けるという彼らの気持ちが表されているように伝わりますね。

これについてはヴォーカルのTakaも次のようにコメント。

タイトル「人生×僕=」はTakaの人生のテーマ・方程式であり、それを「アルバムのタイトルにすることで決意表明をし、その決意と共に残りの人生を歩いていく中で、変にかっこつけずに付けた。」と語っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/人生×僕%3D

どうやらこのタイトルはTakaの中に常からあったものだったようですね。

それを公の場で示すことで、よりその想いを強固にしていこうという考えだったのでしょうね。

人生を賭けるだなんてなかなか照れくさくて言えることでもないですし、簡単には口に出来ない言葉でもあります。

それを言えてしまうというのは、やはり彼らのここまでの歩みがあってこそのものでしょう。

「Ending Story??」はどんな曲?

「Ending Story??」はシンセとギター、生ドラムと打ち込みのビートが交錯するモダンなサウンドが魅力のロック。

囁くような冒頭部分から、疾走感溢れる歌唱部分。

途中ファンキーなラップも炸裂し、まるでヒップホップのような表情も垣間見せます。

歌唱力を取っても申し分ないTakaですが、そのスタイルも変幻自在。ルーツの幅広さを感じさせられますね。

そしてワンオクの曲はほとんどが英詞というだけあって、日本語の歌詞が知りたいという方も多いのではないでしょうか。

今回はこの曲でどんなことが歌われているのか、和訳と解釈を持って紹介していきましょう!

罠に囚われた主人公

You've got me trapped in corners
Think I have nowhere to go
But I'll show you, first thing I do
You've got me oh so wrong

出典: Ending Story??/作詞:TAKA 作曲:TAKA、Toru

「君は僕を罠にはめた あの角で

僕はどこにも行くことが出来ないだろう

それでも君に僕が最初にやろうとしたことを見せよう

君が僕にしたことは間違ってる」

ここまでが和訳です。罠に囚われ、どこへも行くことが出来なくなったと主人公は語ります。

そしてこれから自分がやろうとしていたことを、罠にはめた相手に見せるという展開に。

罠にはめたことを後悔させてやると言わんばかりの主人公ですが、彼がやろうとしていたこととは一体なんなのでしょうか。

まるで映画のような幕開けに続きが気になりますね。

動き出す2人

Let's go

The never ending story of
How you bring me up, just to bring me pain
Where we going? Seems around
I've had it up, things will never ever change

出典: Ending Story??/作詞:TAKA 作曲:TAKA、Toru

「行こう

終わらない物語は僕をどう運び、痛みをもたらす

僕たちはどこへ? 見えるだろう

僕はそれを知っていた 決して変わることのない事実を」

主人公が自分を罠にはめたというその人物と共に動き始めます。

主人公はその人物に一体何を示そうというのか、「終わらない物語」という言葉は何を表すものなのでしょうか。

主人公が示したのは「諦めない限り終わらない」ということ

Say you changed enough for reasons
We can't seem to forget
If you want a story
Here it is

出典: Ending Story??/作詞:TAKA 作曲:TAKA、Toru

「君はそれを理由に変わってしまったと言う

僕たちは忘れられないんだ

君が望むのなら、物語はここにある」

恐らく罠にはめたことを理由に相手は「主人公の夢はもう終わった」のようなことを言いたいのでしょう。

それに対して主人公は「見失わない限り、夢は続いていく」と言っているのではないでしょうか。

どんな困難に見舞われたって、自分が諦めなければ物語が終わることはない。

最初に「やろうとしていたことを見せる」と言っていたのは、夢を決して見失わないということだったのです。

物語が終わるのは諦めたときだけということを言いたいのですね。