秦基博といえば
繊細な歌声とシュールなトーク
ギターを片手にじゃんじゃん弾き語るシンガーソングライター、秦基博。
ここ最近は「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」が大ヒットしたのは記憶に新しいかと思います。あの映画のあの主題歌で泣けない人とは結婚できないでおなじみのやつです。私の中で。
優しいバラードを優しい声で歌う、とにかく優しくて繊細なシンガーソングライター。歌も大好きなんですけどね、この方トークが超面白いんですよ。出てるとついチェックしちゃうんですよね。
音楽番組でもいつも一人なので、なんか楽しそうなグループの声が聞こえてくるとひたすら部屋の四隅を見てやり過ごすとか。(やり過ごしたことになってるのかそれは)
低いテンションでさらに暗めのエピソードをぼそぼそ喋るんでなんか聞いちゃうんですよ。癖になる感じで。ご存じない方は是非トークもチェックを。おもろいですよ。
楽曲&MVをチェック!
珍しい?秦流ロックチューン
いかがでしたか?「ひまわりの約束」の印象が強い方、そうでなくてもバラードが得意なアーティストだと思っていた方は「お?」と思われたのではないでしょうか。
そうなんです!今作品はぱっと聴くと「秦基博っぽくない」ロックチューン。あれ?この人こんなカッコ良かったっけ?んん?そうですよ!カッコいいんですよ!
そして彼の楽曲、遡って聞くと実は意外とあるんです。ロック。バラードのイメージが強いのが自分ではちょっと意外なぐらいだそうで。
ちなみに某トーク番組にて「ロックとバラード、一生どちらかしか弾けないとなったらどっちを選びますか」という質問に対しては、がっつりロックを選んでました。
身体を張ったMV
MVをよく観ていただくとわかるのですが、なんと崖から転がり落ちるシーンがあります。ちょろっと。
映画「天空の蜂」はハードなアクションシーンも見どころとなっているのですが、その世界観を楽曲のMVとして表現するにあたり、頑張って何度も崖から転げ落ちたそうです。
しつこいようですけど、「ひまわりの約束」や「恋の奴隷(個人的心臓鷲掴みソング)」のイメージでこのMVを見ると、エッ秦さんどうしたの…肉体派…?ってなります。
身体張るイメージないからビックリですよねぇ。
歌詞をチェック!
人間の割りきれない矛盾を問う
傷付けるため それとも守るため この手はあるの?って
簡単なQ&A わかってるはずだって ステレオで天使と悪魔
白黒裏表 どう転ぶのかなんて もう紙一重で
抱きしめ合ったりして 寂しさもおぼえて またもつれていくよ
出典: Q&A/作詞:秦基博 作曲:秦基博
「天空の蜂」は、非常にスピード感のある、見ていてハラハラするようなシーンやセリフ、そして前述の通りアクションが非常に多い作品でした。
作詞をする際、既に出来上がっていた映画を観てから制作に臨んだとのことで、その世界観を存分に踏襲した内容になっています。
映画の内容が社会派なんですよね。原発の設計者と自衛隊のヘリ設計者の話なんですけど、一行目の「傷つけるため それとも守るため」なんて、まさにそれで。
そんな人間が持つ矛盾、葛藤といった感情からスタートしていきます。
ちなみに本楽曲ですが、スピード感を非常に大切にしたとのことで、このAパートもよくよく読むと母音が「え」で終わるフレーズが多用されています。
楽曲のテンポ感を大切にするために、彼がこだわったポイントの一つと言われています。こういう裏話聞くとちょっとテンション上がりますよね!
愛して愛して つなぎとめるのはその本能
どんな犠牲を 痛みを 伴うとしても
憎んで憎んで どちらにせよ 欲しいものはつまり同じだ 愛だ
迷うことなく君は手を差し出せるか?
出典: Q&A/作詞:秦基博 作曲:秦基博