15年を経て、今なお色褪せない嵐の名曲
1999年9月のデビュー以来、嵐は芸能界の第一線で活躍し続けていますね!アイドルという枠にとらわれることなく、俳優やニュースキャスターなど、幅広い分野で人気を収めています。
そんな嵐の名曲といえば、デビューからおよそ2年半後の2002年2月に発売された「a Day in Our Life」です。V6の岡田くん主演で櫻井翔くんも出演したドラマ「木更津キャッツアイ」のエンディングテーマ曲になったことでも話題を呼びました。
「a Day in Our Life」の歌詞にはどんな想いが込められている?
「a Day in Our Life」は、翔くんのソロによる英語のラップでAメロが始まり、テンポよくラップのBメロに入ります。
「来ない」「忘れない」など、似た響きの言葉が並んでいる、つまり「韻を踏んでいる」印象的な歌詞となっていますよ。
また、Bメロの後半からサビにかけては、ラップにこのようなボーカルが重ねて歌われています。
「切ない想い」を表す歌詞
あー切ない想いは過ぎてく
あー今なら全て言えるよ
君の涙笑顔みんな全部
手と手つなぐ君をそばに
いつも感じていたいんだ
出典: https://twitter.com/A05songbot/status/919791994053959680
好きだったけれど離れていってしまった人に想いを伝えたい、そばにいたいという感情が、ノリのいいラップとしっとりとしたボーカルの組み合わせで歌われています。
失ってはじめて大切さに気付くという男性の恋愛心理が、嵐の5人によって表現されているのではないでしょうか?
でも、ハイテンポな長調の明るい曲なので、過去を振り返らず前向きに進もうという意思も感じられますね!
「a Day in Our Life」がエンディングテーマになった「木更津キャッツアイ」はどんなドラマ?
嵐の「a Day in Our Life」は、2002年1月から3月にかけてTBS系列で放送されたドラマ「木更津キャッツアイ」のエンディングテーマになりました。
最初にご紹介したように、木更津キャッツアイは主役の「ぶっさん」をV6の岡田くんが務め、嵐の櫻井翔くんも重要な役柄で出演したドラマです。一体どんな内容なんでしょうか?
あの「クドカン」が脚本を書いたドラマ!
木更津キャッツアイは、後に「タイガー&ドラゴン」や「あまちゃん」で知られることになる脚本家・宮藤官九郎さんが手がけました。「クドカン」のあだ名で知られる宮藤さんらしい、実験的な手法が取り入れられた内容となっています。
タイトルからもわかるように、舞台は東京湾に面した千葉県木更津市です。首都圏に位置し、対岸には神奈川県川崎市を望む環境でありながら、地元愛が強い若者が多いことで知られていますね。
岡田くんが演じる田渕公平・通称ぶっさんは、21歳になっても特に夢がなく、実家の理髪店を手伝って暮らしていました。ところが、ドラマ冒頭で医師に「悪性リンパ腫」という病気で残り半年の命であることを告げられます。
木更津第二高校で野球部のキャプテンを務めていたぶっさんは、悔いを残さずに最後の時を過ごしたいと思い、野球部の仲間たちと共に怪盗団・キャッツアイを立ち上げます。
さらに、キャッツアイは「キャッツ」という名義で音楽バンドとして活動を始め、さらに草野球チームとしても試合を行うなど、徐々に地元・木更津で注目を集めていくんですね。
翔くんはどんな役で出演した?
櫻井翔くんは、キャッツアイのメンバー5人の中で唯一の大学生・中込フトシ、通称バンビ役で出演しています。
他のメンバーと違って地元意識は薄く、高校時代に試合中のミスが原因でメンバーと対立したこともありましたが、ぶっさんの病気を知って仲間たちに合流しました。岡田くん演じるぶっさんと喧嘩しながら友情を育む様子は、今でもドラマのファンから愛されています!
「a Day in Our Life」の歌詞は元恋人を想う内容ですが、別れた友達に向けて男同士の友情を歌ったものと解釈することもできますね!
ワンコインで買える!?異例ずくめだった「a Day in Our Life」のCD
今ではスマホアプリで音楽を聴くのが当たり前になっていますが、「a Day in Our Life」が発売された2002年当時は、まだCDを再生するのが当たり前でした。
そんなCD全盛期でも、「a Day in Our Life」は異色の存在だったと言うことができます。
まず、価格が500円と、とても安かったのです。当時5%だった消費税を入れれば525円になってしまいますが、500円玉1枚で買えるので「ワンコインCD」として話題になりました。
10代や20代の若いファンにもCDを買ってもらいたいという、嵐の思いやりが感じられますよね!
当時も珍しかった8cmシングル
また、CDのサイズも今では見られない8cmで、「マキシシングル」と呼ばれている12cmのCDより小さいものでした。
「a Day in Our Life」のCDはこの小ささを活用して、プラスチックケースではなく厚手のビニール袋という個性的なパッケージを採用したんです。
普通のCDと同じように歌詞カードが入っていますが、裏側には嵐のみんなの写真が印刷されるという、ファンなら欠かさずに手に入れたい1枚となっています!