ミニアルバム「take」収録のバラード曲!

reGretGirl【黒鳥山公園】歌詞の意味を解説!楽しい思い出は悲しい過去に…失恋の苦しみが辛いの画像

今若者に人気バンドreGretGirl

このバンド名がついたのも、実はボーカルの平部雅洋さんが彼女に振られたことがきっかけなんだとか。

バンドで大成功し、彼女を見返して後悔(=reGret)させたいという思いから付けたんですよ♪

そんなバンド名ということもあり、このバンドの作る失恋ソングはとにかく女々しいものが多い!

リアルすぎるその心情に「共感できる」という声も多数出ており、注目を集めているんです。

今回紹介する楽曲黒鳥山公園」もそんなreGretGirlの"女々しさ"が詰まった楽曲になっています。

「黒鳥山公園」が収録されているのは、ミニアルバムtake」。

メロウで切ないメロディーやサビで爆発するサウンドは、聴いている人の心に感動を与えます。

失恋ソングで思いっきり泣きたい」という気分の時には、この曲は特におすすめです。

切ない失恋物語を描いたMVは必見!

切ないのは歌詞やメロディーだけではありません。

MVの中でも切ない物語が展開されています。

日が暮れてきている頃、公園のベンチに座って電話をしながら一人で待っている女の子。

そこへバイクをひいた男性がやってきます。

その後、2人で公園の中を散歩していますね。

恐らくこの女の子と男性は付き合っているのでしょう。

すっかり夜になり、公園の中はいい雰囲気に包まれています。

ここまでは普通のカップルのデートのように見えますが、途中から雲行きが怪しくなるのです。

MVの後半で、ベンチに座り話し込む2人。

女の子の表情はあまり楽しそうではなく、時折切ない表情を見せながら話しています。

雰囲気からして、多分別れ話をしているのではないかと推測できます。

そして、MVのクライマックスで「今までありがとう」というテロップが表示されるのです。

そのテロップの後、女の子はそっとベンチから立ってその場を去っていきます。

一人取り残された男性は、寂しそうに肩を落としながらバイクをひいて公園を後にするのです。

MVの一番最後には「君の笑顔を思い出しても笑えなくなった」というテロップが表示されます。

とっても切ない言葉ですね…!

振られたことがある人にとっては、痛いほど共感できる言葉です。

リアリティー溢れる物語に涙する人も多いのではないでしょうか。

素敵な映像作品に仕上がっているので、ぜひMVもチェックしてみてくださいね!

「黒鳥山公園」は実在するって知ってた?

reGretGirl【黒鳥山公園】歌詞の意味を解説!楽しい思い出は悲しい過去に…失恋の苦しみが辛いの画像

先ほど紹介したMVをよく見てみると、公園の入り口に「黒鳥山公園」とあるのが分かります。

実は「黒鳥山公園」は実在する公園で大阪府の和泉市にあるんです!

reGretGirlは大阪で結成したバンドなので「黒鳥山公園」はメンバーにとって馴染みのある場所。

この楽曲歌詞が実話かどうかは不明ですが、もしかしたら実際の経験が一部入っているのかも!?

そんなことを考えながら、後述する歌詞を読んでみるのも楽しいかもしれません♪

歌詞を解説!

reGretGirl【黒鳥山公園】歌詞の意味を解説!楽しい思い出は悲しい過去に…失恋の苦しみが辛いの画像

それでは次に、歌詞の意味について見ていきましょう。

この歌詞の主人公は一体どのような失恋を体験したのか。

なぜ振られてしまったのか。

振られたことにより、主人公はどんな気持ちを抱いたのか。

その辺りを詳しく掘り下げながら歌詞を紹介していきます。

黒鳥山公園に一人でいる主人公

まだ明るいのにつく街灯
坂の上の展望台も
いつもと変わらないはずなのに
道はいつもより広く見え
同じ僕の左手に
冷たい風がすり抜けてゆく

出典: 黒鳥山公園/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

「まだ明るい」といっているのに街頭がつくということは、夕方の時間帯であることが分かります。

とはいえ、冬の時期は夕方でも暗くなるのが早いので季節は夏なのかもしれませんね。

黒鳥山公園には展望台が実際にあるため、この歌詞の主人公は黒鳥山公園にいるようです。

主人公の目に映る公園の景色はいつもと変わりがありません。

にも関わらず、心にぽっかりと穴が空いたように風が通り抜けていくのを感じてしまうのです。

すれ違いが増えていった2人

「週に1~2回しか会えない」って
愚痴こぼしたけど月日が経てば
取り返しつかないくらい
積み上がってしまったよ
風をいつもより強く感じるのは
君のせいかな

出典: 黒鳥山公園/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

男女の交際というのは、できるだけ価値観が同じ方が長続きするものです。

この主人公と元カノの間では「会う頻度」についての価値観がお互いに違ったようですね。

もしくは、2人とも頻繫に会いたいという思いは一応あったのかもしれません。

でも、それがなかなか実現しないせいで徐々に愚痴が溜まっていったのでしょう。

会う頻度が少ないせいですれ違いが増えていったようにも感じられます。

そのすれ違いが積み重なってとうとう別れに至ってしまった。

別れた原因はそこにあるようですね。