【みゆな/缶ビール】歌詞の意味を解説！缶ビールと甘いもので何から逃避しているの？日常の不満を紐解く

「缶ビール」のMVは2019年9月にYouTubeへアップロードされました。

YouTubeの動画広告に載ったこともあり、短期間で再生数は100万回を越えます。

現在では多くの人が「うたってみた」動画や弾き語り動画を出すほど人気の楽曲です。

それほど多くの視聴者が心を掴まれたということでしょう。

イントロのギターアルペジオから歌にいたるまで、とにかくオシャレです。

非常にシンプルなコード進行ですが、それが逆にタイトさを出しています。

そこに乗るみゆなのハスキーボイスは絶品。

夜更かしをしてしまった真夜中に聞けば、ビールを飲まなくても酔えてしまうでしょう。

そして本楽曲最大の魅力は歌詞。

何気ない日常の中で感じるイライラや自虐が、シンプルな言葉で描写されます。

缶ビールと甘いものは何を表すのでしょうか。

歌詞を紐解いていきましょう。

人間誰しも、早寝早起きが一番いいということは分かっています。

しかし夜更かしをしてしまうわけですね。

夜型の生活に慣れてしまうと、なかなか戻れません。

「早寝早起きをしよう」と決めた日に夜更かしをしてしまった時の罪悪感と自己嫌悪……。

経験したことがある人は少なくないのではないでしょうか。

そしてある時間を過ぎると今度は寝たくなくなってしまう。

変に寝てしまうと余計にしんどいのが分かっているからです。

結局、自己嫌悪しつつ動画を見てしまう。

そして次の朝は寝不足で夜は目が冴えて……という無限ループですね。

「推し」というのはアイドルやアニメの中で自分が好きなキャラのことですね。

特に何か熱中することもなく、「推し」を応援するのが生きがいになっているのでしょう。

モーニングルーティンは「朝何か決まったことをやる」という習慣のことです。

海外のユーチューバーがきっかけで流行した言葉ですね。

ここは二通りに取れるのではないでしょうか。

一つは「推し」を見ることがモーニングルーティンになっている主人公。

もう一つは「推し」の追っかけをする人や流行に乗る人たちを客観視している主人公。

人によって取り方が分かれそうです。

そして自分の周りを見てみると、お菓子に囲まれている。

そんな部屋にウンザリした主人公は外にでるわけです。

何もかも嫌になった時、夜中の町をうろつきたい衝動に駆られたことがある人もいるかもしれません。

主人公は恐らくそういう気持ちになったのでしょう。