コメットルシファーとは

「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」(fhana)の歌詞を解釈!の画像

2015年10月~12月に放送されたアニメ作品です。

アニメーション制作の「エイトビット」にとって、初となるオリジナルアニメ

ストーリー

「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」(fhana)の歌詞を解釈!の画像

ギフトジウムという鉱石がに覆われた惑星ギフト

その街の一つ、ガーデン・インディゴに住んでいる少年ソウゴ・アマギは鉱石集めが趣味の純真な少年。

ある日、赤く光る鉱石を発見したソウゴは、クラスメイトのカオン、ロマン、オットとの騒動に巻き込まれ、なんと街の地下へ続いている大穴へと落ちてしまいます。

そこにある地底湖では、ギフト政府軍がとある作業中だったのですが、ソウゴとカオンはそれを目撃します。

さらに、青い髪と赤い瞳の不思議な少女フェリアに出合って……。

fhanaって?

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fhana(ファナ)はゲール語で「坂」を意味する言葉です。

これは彼らがファンである「CLANAD」という作品のタイトルがゲール語に由来することからきているのだそうです。

FLEETの佐藤純一Leggysaladのkevin mitsunaga(ケビン ミツナガ)s10rwのyuxuki waga(ユウキ ワガ)の3人が結成したグループです。

結成のきっかけはTwitter。始まりは佐藤とyuxukiが親交を深めた事だったそうです。

その後、2.5D開設記念イベントの準備に3人が集い、準備終了後にメイド喫茶でグループ結成の方向性について語り合ったのだとか。

そこから活動を開始し、毎回ゲストボーカルを招く形で次々に楽曲を作っていきました。

このゲストボーカルを招くスタイルを、ゲーム好きの彼らは「マルチエンディング」と呼んでいたそうです。

そんな中で、同人CDの制作のゲストに招かれたtowana(トワナ)の歌が良かったことから、正式にグループのボーカルへ加入してもらいました。

彼らはこれを「トゥルーエンディング」と呼んでいるそうですよ。

歌詞はこちら♪

「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」(fhana)の歌詞を解釈!の画像

そう挫けそうになった日もあっただろう

眩しい光が土を照らす
そうその種は十分に芽を伸ばせる

冷たい雨にも強い風にも
何者でも揺るがない魔法
僕らの背を押す理由(わけ)は何だ?
そう挫けそうになった日もあっただろう

不思議な力溢れ
ah 陽のさす方へ駆け出す
少年のよう

出典: コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

輝く太陽に照らし出される大地。

蒔かれた種は今にも芽を出しそうに生き生きとしています。

しかし生命力にあふれる大地は、恵みだけを与えてくれるわけではありません。

冷たい雨や強い風が吹きすさぶ時もあります。

けれど決して揺るがない意志はまるで魔法のようで、挫けそうな日もこの身を支えてくれたのです。

この歌の主人公が少年のように駆けてゆく姿が、息づく大地の中に力強く描き出されています。

今にも何かが始まりそうなドラマを感じさせますね。

新しい種を蒔こう

長い冬越え僕ら包む
春の息吹 福音になるよ
僕は君を探し求めて
この日をずっと待ち続けた

信じることの強さ怖れない
それはいつかの孤独を癒すよ
ah もしも君が星に還れど
新しい種を蒔こう

出典: コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

長い冬を待ち続け、春の福音を聞く。

その中で大切な君を探して、ずっと待ち続けたこの日。

美しく芽吹く大地は、きっと二人を巡り合わせてくれるでしょう。

信じる二人は何よりも強い。

いつか孤独を感じた日もあった。けれど強さがそれを癒してくれます。

「もしも君が星に還れど」という悲しい未来を予感させる歌詞がありますが、新しい種をまくことができるのだと力強く歌い上げます。

信じる強さはそんな希望を抱くことができるのですね。

そう陽はまた昇るんだと願うこと

眩しい光が土を照らす
ah 種は思い切り芽を伸ばす
僕らに強さがあるとすれば
そう陽はまた昇るんだと願うこと

君はずっと独りで
ah 闇の中歌ってたの?
無垢な声で

出典: コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

この歌は「強さ」「信じること」がキーワードとなっています。

強さとは、信じること、願うこと。

希望を持つ事は強さ。たとえ闇の中にいても、明日を願うことはできます。

しかし、日が暮れてまた昇るというのは当たり前の事です。

けれどそれを願うのはなぜなのでしょうか。

きっと「明日」というのは、ただ繰り返す日々ではなく、「人が一歩ずつ前に進んでいく軌跡」という意味が込められているのでしょう。