僕は再び出遭えた喜びを伝えています。
君の心にある不安を取り除きたくて歌っているのでしょうか。
君と出遭うことは「ヒトツ」の定めと信じている。
僕がこの世に生を受けた時から「捜し」ていた唯一の相手なのです。
君に対しての深い愛を表しているのでしょう。
昨日今日に始まった愛ではありません。はるか前から求めていた愛なのです。
そのままに
運命があなただった
(I don’t know anyone like you)
(知らなかった、あなたのような人)
出典: Dear destiny/作詞:小竹正人 作曲:Chris Meyer,Octobar
君の表情からはまだ不安が消えないのでしょうか。
僕が伝える愛はその強さを増しているようです。
出遭ったことを喜びだけではなく、それ以上の思いを伝えます。
「あなた」そのものが定め。生まれる前からこの出逢いは決まっていた。
だからこれまで出遭った人の中に君のような人はいなかったのです。
生命がこの世に現れる前に、神様が2人が逢うことを決めていた。
世界の中にいるのは僕とあなたの2人だけ。
溢れる思いはこの「運命」の中にある愛を、神話から現実へと変えていきます。
近くに
心のそばに
もっと息が触れあうくらい近く
僕の隣 夢をみてほしい
温度を感じたら
不安が少しは消えるさ
出典: Dear destiny/作詞:小竹正人 作曲:Chris Meyer,Octobar
君の心がまだ揺れているのを分かりつつ僕は腕を差し出したのでしょう。
2人の間にある距離を縮めようとします。
吐息を感じるくらいの距離は2人の心も触れ合えるでしょう。
僕が伝える君への思いは次第にその先へと向かうようです。
「夢」は不安を無くすための癒しと、2人の未来を指しているのでしょう。
僕からの温もりが伝われば君の心にある「不安」は小さくなるのです。
その「温度」がもっともっと上がっていけば、僕が消すことができる。
「できるさ」という言い方からは、君に優しさをさりげなく伝えようとしていることがうかがえますね。
言葉にしないで
過去にどんなことがあったか
そんなの知らなくていい
今この瞬間そして未来も
僕は僕は 永遠
出典: Dear destiny/作詞:小竹正人 作曲:Chris Meyer,Octobar
君の不安を無くしたい僕の願いはまだまだ続きます。
ここで君の「悲しい目」の理由が分かったようですね。
君は自分の「過去」にあったことを気にしているようです。
先程僕は「生まれる前から決まっていた」ほどの出逢いであることを伝えています。
でも君には他の人との恋愛経験があるのでしょう。
あまりに激しく燃える愛を受け止めかねているようにもみえます。
もしかしたら失恋をしたばかりなのかもしれません。
心の傷がいえないまま僕に出遭ったのでしょうか。
でも僕にとってそれは知る必要が無いこと。誰かと付き合っていたことを聞く必要もないのです。
君が終わったことを言葉にしようとしてもそれを遮ったのでしょう。
なぜなら、僕にとって君はただ1人だからです。
2人の愛は「永遠」であることを僕は心の底から君に伝えます。
「僕」を2回繰り返していることでそれが分かりますね。
刹那な愛ではありません。2人のための「未来」というワードもそれを示しているでしょう。
この僕の真剣な姿を見て、君は抱えている不安と悲しみを消すことができるのでしょうか。
歌詞は2人の定めともいえる愛の佳境を迎えます。
愛の扉
止まる時には
Dear Destinyやっと逢えたね
雨はもうすぐ止むから
ドア開けて 愛にヒカリをDear Destiny
浴びさせてあげよう
出典: Dear destiny/作詞:小竹正人 作曲:Chris Meyer,Octobar
部屋の外に降る雨がまもなく「止む」。
これは「悲しい目」をしたまま泣いている君の涙が止まることも表しているでしょう。
雨が止めば空には太陽も戻ってきます。
「ヒカリ」とカタカナで表した輝きの軽やかさ。
2人がこの先に進む足取りを表しているのでしょうか。
歌詞の始めには「地下室」という言葉も出てきました。
ここではそこを出て明るい場所にいる2人が描かれていますね。
歌詞の最後の「あげよう」という終わり方にも僕の思いがうかがえます。
君をもう暗い所へは戻さないと、光に向かって伸ばした手。
頼もしささえも感じられるでしょう。