同世代ラッパーと異なるSALUの魅力

才能溢れる若き鬼才『SALU』

【夜に失くす feat. ゆるふわギャング/SALU】歌詞解説!終わらない夜にアガるパーティーソングの画像

有り余る才能。私がSALUの音楽を始めて聴いたときの第一印象がこの言葉でした。

SALUラップを通して描く世界は現代アートのように色彩豊かでスタイリッシュです。

SALU1988年という昭和最後の時代に生まれました。

彼がラップを始めた当時はMSC韻踏合組合が仕掛け役となったMCバトルの第1次最盛期でした。

同世代にはPUNPEEKohhを筆頭に個性的なラッパーが溢れる中でもSALUの存在はひと際目を引きました。

SEEDAとBACHLOGICがフックアップ

こちらの動画SALU20歳頃のインタビュー映像です。

少年と言っても通じそうなほど華奢な体格と幼い顔立ちです。

一見するとふてぶてしい雰囲気です。

言葉を選びながらインタビューに応える様子に彼の音楽に対する誠実な姿勢が表れています。

この後、BACHLOGICのレーベル第1弾アーティストとして「In My Shoes」を発表。

【夜に失くす feat. ゆるふわギャング/SALU】歌詞解説!終わらない夜にアガるパーティーソングの画像

BACHLOGICといえば知る人ぞ知る日本語ラップ界の大御所トラックメイカーです。

あのSEEDABACHLOGICフックアップされた1人です。

SALUBACHLOGICとの出会いはそもそもSEEDAフックアップされたことがきっかけでした。

In My Shoes」はCD不況と言われる時代にオリコンチャートで最高54位まで食い込みます。

この数字は2012年という時代の一新人ラッパーデビューアルバムとしては異例のことでした。

NORIKIYOの「一個」という楽曲に若き日のSALUの姿が確認できます。

その後も着実にキャリアを重ねるSALU

2017年、集大成とも言える「Indigo」をリリースすることになります。

『夜に失くす』はゆるふわギャングとの共作!

【夜に失くす feat. ゆるふわギャング/SALU】歌詞解説!終わらない夜にアガるパーティーソングの画像

今回紹介する「夜に失くす feat.ゆるふわギャング」は「Indigo」の9曲目に収録。

同世代のラッパー暴力薬物売買貧困といったシリアスな歌詞を綴る時代。

SALUの音楽性は一言でいうと「愛と肯定」です。

ありのままの自分を語る

ヒップホップの流儀でもっとも重要視されるのは「リアルであること」です。

人真似はしない、嘘はつかないということですね。

SALUはひたむきに自分のリアルな姿を言葉にします。

異色のユニット『ゆるふわギャング』とは?

【夜に失くす feat. ゆるふわギャング/SALU】歌詞解説!終わらない夜にアガるパーティーソングの画像

サウンドだけでなくクールなヴィジュアルでも注目を集め、New York Timesなどの海外メディアに登場したり、Beats By Dreなどのタイアップにも起用されるなどグローバルに活躍している。

出典: https://yurufuwagang.com/about.html