壮大な歌詞の世界
静かに燃える世界 始まりはここから
夜空が終わりを告げるとき
ひとすじの光が 胸に秘めた声が
解き放つ 闇を裂いて
出典: High Free Spirits/作詞:山﨑佳祐 作曲:山﨑佳祐
朝焼けの空から光がもれ、新しい一日が始まる様子だと思います。
そして新しい物語、新しい世界が始まることを表しているのでしょう。
この部分でもすでに「静かに燃える」や「闇を裂いて」という強めの言葉が使われています。
枯れるよりいっそ 散り急ぐ姿
迷い歩く術を
千の波に 呑まれた心じゃ
君さえ守れない
出典: High Free Spirits/作詞:山﨑佳祐 作曲:山﨑佳祐
「散り急ぐ姿」というところに主人公をはじめ女生徒たちの突き進む様子が見えてきます。
「千の波」の言葉は、この物語が海を舞台にしていることをイメージさせます。
艦船を中心にストーリーが進んでいくので、この波のイメージも重要なのでしょう。
響け確かな衝動 消えないままで
そう未来と過去が交差する 百年目の歌
出典: High Free Spirits/作詞:山﨑佳祐 作曲:山﨑佳祐
この「百年目の歌」というのは、アニメは日本の大半が海に沈んで100年後が舞台であることを示しています。
日本の大半が海に沈んでしまうというのは、このアニメにとっては重要な設定です。
ですので、この「百年目」という部分がキーワードになっています。
突き進む女生徒たち
叫べ 最後の咆哮 出逢いと別れ
結末など今はわからない それでも行くのさ
朝焼けが照らす 希望の海原
昨日と今日の境界線
命の航跡(こうせき) つないでいく限り
鼓動は止まらない
出典: High Free Spirits/作詞:山﨑佳祐 作曲:山﨑佳祐
フルバージョンの最後に出てくるこの部分は、この物語の世界観を表現していると思います。
登場する女生徒たちがそれぞれに、いろいろな思いを抱きながら突き進んでいく感じだと思います。
そして歌いだしの部分とは表現は異なっていますが、新しい朝のイメージが歌われています。
それは単なる一日の始まりではなく、登場人物たちが新しい世界をどんどんと切り開いていく感じです。
この曲の世界観は、アニメ「はいふり」の世界観と見事にシンクロしています。
そのため、曲だけを聴いても、「はいふり」の物語の雰囲気を感じられます。
それでこの曲自体にも奥深さを感じられて、人気があるのだと思います。
CDのバリエーション
High Free SpiritsのCDは、いくつかのバージョンで販売されました。
2016年5月11日にアニプレックスから発売された。前作の『whiz』同様、初回生産限定盤・期間生産限定盤・通常盤の3形態で発売され、初回生産限定盤にはミュージック・ビデオを収録したDVD、期間生産限定盤にはテレビアニメ『ハイスクール・フリート』のオープニングテーマバージョンの楽曲及び、同アニメのノンクレジットオープニング映像を収録したDVDが同梱されている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/High_Free_Spirits
初回生産限定盤
CD
1. 「High Free Spirits」
2. 「僕らのシンフォニー」
3. 「High Free Spirits」(Instrumental)
4. 「僕らのシンフォニー」(Instrumental)
DVD
1. 「High Free Spirits」(Music Video)
出典: High Free Spirits(初回生産限定盤)/Trysail