【X-RAY/PKCZ(R)】歌詞解説！三代目とコラボで見せた新境地！夏はこの曲で決まりだ！！

EXILE TRIBEの拠点であるLDH JAPAN。

その中でも随一のパーティー集団と名高いのがPKCZ®（ピーケーシーズ）。

プロデューサーのHIROを中心にDJ MAKIDAI・VERBAL・DJ DARUMAからならクリエイター集団です。

その活動はDJ・プロデュース・ファッションクリエイティブまで多岐に渡ります。

EXILE TRIBEが全面参加し世界的ヒットを記録したアルバム『360° ChamberZ』。

今回はその中より『X-RAY feat. 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE』を紹介いたします。

最新のEDMサウンドとレゲエのリズムが融合した『X-RAY』は夏のBGMにピッタリな楽曲です。

今市＆登坂のクリスタルボイスとCRAZYBOY（ELLY）のラップの見事なコンビネーション。

「Tomorrowland」など世界中のフェスのフロアを沸かせたキラーチューンである『X-RAY』。

そのオリエンタルムード溢れるMVには三代目ファンにとって忘れられない思い出が詰まっています。

MVに登場するエキゾチックな衣装を着た集団、実はサプライズ召集されたファンクラブ会員なのです。

今回は『X-RAY』の歌詞にスポットを当てて楽曲の持つ意味を解説いたします。

『X-RAY』のテーマはずばりロマンチックなひと夏の恋です。

古くから四季の移り変わりに敏感な日本人の感性。

その感度はもちろんラブソングにも表れます。

夏は身につけるファッションが薄着になる分だけ恋愛にも開放的になるものです。

真夏の野外パーティーで出会った1組の男女。

MVの舞台は中東風の沙漠、そしてエジプシャン・レゲエ風のメロディー。

楽曲の持つミステリアスで無国籍な魅力が2人の恋をより艶やかに彩っています。

今宵、とある場所で開催される秘密のパーティー。

2人はその場所で偶然の出会いを果たします。

深夜、宝石のような夜景が煌めく住宅街から地下鉄に別々に乗込む2人。

向かう先は偶然同じパーティー会場です。

2人は今夜、何か素敵なことが起きる予感に胸を膨らませています。

まるで約束の地カノンへ向かう旅人のような心境です。

zion＝ザイオンとはラスタファリズムで神の国を表す言葉。

2人はそこで運命的な出会いを果たします。

中盤のラップを担当するのはCRAZYBOY（ELLYのMCネーム）です。

彼が赤裸々に語るのは男性の中の欲望の声。

君の踊る姿を一目見て心を奪われてしまった男性はこう思います。

「一晩中君と踊り続けたい」

「その後は二人きり、ベッドの中で体を揺らしたい...」

彼女は男性の心に魔法をかけてしまったようです。

心の中の欲望がメラメラと燃え上がってゆきます。

抑えられないこの胸の高鳴り...。

しかし夜は始まったばかりです。

男性は意を決しファーストコンタクトを図ります。

コンタクトを図ろうと近づく男性。

すると2人の視線が交差します。

もしかして運命の出会い？高鳴る胸の鼓動。

すると女性はうっすらとほほ笑んでいるではないですか！

『X-RAY』、つまりレントゲンのように男性の胸の内は見透かされていたのです。

自ら近づいたと思っていた男性はここで彼女の意図に気付きます。

お互いに少しずつ距離を縮めていたこと。

あえて男性が声をかけやすいポジションでダンスを楽しむフリをしていたことに...。

まんまと術中にはまってしまったのは男性の側だったのです。

MVを思い返してみましょう。

怪しくうごめく黒い影が静かに近づいていたことを...。

黒い影の正体はタランチュラ、つまり毒蜘蛛の魔の手にかかっていることが暗示されていたのです。

真夏の美女にはご用心！