一食の恩はあるが負けない
一飯の恩はマジサンキューな!
だが関係ねえだろうラップには
この曲じゃあんたはフリテン
BBライムで撃ち抜く眉間
俺+(プラス)最強のグッドフェローズ
オッズなら当然の10:0(じゅうぜろ)
どっちにベッドするかなんて明白
今回はないぜ確変は!
出典: Reason to FIGHT/作詞:ALI-KICK 作曲:TeddyLoid
有栖川帝統は、コミックス版でMTC結成前に毒島メイソン理鶯のご飯を食べています。
一飯の恩とは、そのことを言っていると読み取れますね。
フリテンとは、日本の麻雀でロンが行えない状態。
つまり、理鶯たちは勝てないということ。
グッドフェローズは、ギャングの世界で同じチームの仲間という意味です。
ヨコハマには、ヤクザという設定の碧棺左馬刻がいます。
碧棺左馬刻を意識した言葉選びだと読み取れるでしょう。
自分達は最強で、負けないと言いたい気持ちが伝わってきます。
激しくなるバトル
悪徳警官のターン
嘘か誠か夢か現か どっちでもいい
邪魔すればしょっぴく
超ILLなPOLICEが Lead M.T.C to 完全勝利
ないですよ番狂わせ
シブヤ落とす韻踏むだけ
今日の「夢」はきっとナイトメア
お布団かぶって泣いとけや
出典: Reason to FIGHT/作詞:ALI-KICK 作曲:TeddyLoid
この部分は、ヨコハマの入間銃兎の歌唱部分です。
銃兎は、真面目とは言えない警察官という設定。
ILLはスラングで、ひどく悪いという意味です。
悪い警官である自分が、ヨコハマMAD TRIGGER CREWを勝利に導く。
そんな強い意思を感じますね。
夢とは、寝ている時に見るものとこの後歌うシブヤの夢野幻太郎と掛かっていると読み取れます。
自分達が勝つため、シブヤチームはお家に帰って寝なさいという解釈もできますね。
小説家の反撃
小生は悪夢すらも美味しくいただく獏
ついでにウサギも煮込んでパクパク
隠し味は少々捻ったライム
深き世界へダイブ
沈めてやる 結末は小生が書く
あなたの負けだけは変え難く
我が言霊が襲い掛かる 終わりの鐘がなる
出典: Reason to FIGHT/作詞:ALI-KICK 作曲:TeddyLoid
この部分は、シブヤの側の作家夢野幻太郎のターンです。
先ほど夢と言われたため、獏という言葉を出しています。
その後のパクパクと韻を踏んでいますね。
ひねったライムは、柑橘類のライムと韻を踏むという意味のライムがかかっています。
作家という設定のキャラクターのため、書くや言霊という言葉が登場しています。
センスのいい言葉選びは、さすが作家。
どうしてもヨコハマ側を負かしたいという思いが、感じられます。
リーダー対決
因縁を感じる歌詞
いつかのDawgが中王のDog
成り下がったか?あいつらの道具
理由があろうが関係ねえ
てめぇだけはぜってぇ許せねぇ
ドアタマに1発だ
それか3人まとめて八つに裂くか
二度と俺様の前に立つな ボケカスが
出典: Reason to FIGHT/作詞:ALI-KICK 作曲:TeddyLoid
妹のためにヨコハマ界隈を仕切るヤクザになった碧棺左馬刻が歌います。
碧棺左馬刻は、以前The Dirty Dawgのメンバーでした。
The Dirty Dawgにはこの後歌うシブヤの飴村乱数も所属していました。
いつかのDawgとは、以前2人が所属していたチームのこと。
乱数は、かつて左馬刻がどついたれ本舗の白膠木簓と仲違いする原因を作りました。
左馬刻は、個人的な恨みを飴村乱数に抱いています。
口調も荒く、姿も見たくないという気持ちが伝わってくる歌詞です。
交戦的な歌詞
もう怖い顔しちゃって 何その態度
プリプリしてるね毎度毎度
取られたくなきゃ守んないと
隙を見せりゃ全部奪い取る
警官も軍人もヤッちゃうぞ
なんでも染めちゃうシブヤのサウンド
LOUDに鳴らすんだから どいとけよバカは
出典: Reason to FIGHT/作詞:ALI-KICK 作曲:TeddyLoid
この部分を歌う乱数は、無邪気な性格を演じていると言われるキャラクター。
歌詞の前半はほんわかした雰囲気ですが、中盤から不穏な歌詞になっています。
警官や軍人とは、左馬刻以外のヨコハマのメンバーのこと。
以前簓との仲を引き裂いたことを再び行おうと考えているのかもしれません。
シブヤの仲間に引き込むつもりでしょうか。
そんなことになれば、再び左馬刻と大きなバトルになることでしょう。
あえて左馬刻を怒らせるような言葉を選び、挑発していると読み解けます。