谷村新司の「今ありて」ってどんな曲!?
高校野球
「今ありて」は1993年に発表された曲です。選抜高等学校野球大会の大会歌として制作され、作詞は阿久悠 、作曲は谷村新司。
作詞者の故阿久悠は大の野球ファンだったこともあり作詞を引き受けたようですね。
3代目の大会歌である「今ありて」は長い間市販されていませんでした。
しかし、発売の要望が大きくなり2008年に谷村新司のシングル曲として発売されました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%A6
高校野球ファンはよろこんだでしょうね。
甲子園という大きな舞台で映える名曲「今ありて」の世界をみていきましょう。
希望や未来や夢を堂々と歌う高校生に涙しながら曲の魅力を味わいましょうね♪
高校生が歌うバージョンと谷村新司が歌うバージョンの違いも要チェックです!!
「今ありて」の歌詞の意味をチェック!
歌詞を深掘り。
新しい季節のはじめに
新しい人が集いて
頬そめる胸のたかぶり
声高な夢の語らい
ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち
駆け巡る風は
青春の息吹きか
出典: 今ありて/作詞:阿久悠 作曲:谷村新司
「新しい」という言葉が並びます。甲子園は球児たちにとって野球人生の始まりでもあり、大人への人生の始まりでもあります。
高校生が夢を語らう姿ほど眩しいものはありません。人生への期待が胸いっぱいに広がっています。
球児たちにとっては甲子園は大きな登竜門ですね。
プロのスカウトが見に来ていますし、活躍できればプロ野球選手への道が一歩開けます。
負けたら終わりという極度の緊張の中で戦いますからどれだけのストレスがかかるのかは想像できませんよね。
「甲子園」や「青春」というパワーワードが並びます。
真面目に歌うとちょっと恥ずかしい言葉でも、合唱で歌うと歌えてしまいますよね。みんなで歌うことで心が一つになる感じです。
野球へかける情熱を再認識させてくれる歌詞ですね。
今ありて=?
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
踏みしめる土の饒舌
幾万の人の想い出
情熱は過ぎてロマンに
花ふぶく春に負けじと
出典: 今ありて/作詞:阿久悠 作曲:谷村新司
「今ありて」=「今がすべて」。
人間は過去を変えることはできませんし、未来も変えることはできません。
変えることができるのは今だけです。
今を頑張ることでしか未来の扉を開けることはできません。
未来に希望があっても今日頑張らなければ、希望はいつまでも明日に留まっています。希望を引き寄せるにはどうしたら良いのでしょうか。
今日という名の「今」でしか未来を変えることはできません。
甲子園での実力は昨日までの自分がしてきたことの結果です。
ピッチャーの球速が120キロから突然145キロになるなんてことはないです。
2割バッターが朝起きたら3割バッターになっていたなんてこともありません。
甲子園の土は平等に球児たちの球や走りを受け止めます。
幾万の球児たちの想いを受け止めてきた甲子園のイメージが広がる歌詞ですね。
勝ち負けのすべてを甲子園は見守ってきました。
ああ 甲子園 緑の山脈
たなびける雲は
追いかける希望か
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
出典: 今ありて/作詞:阿久悠 作曲:谷村新司
「希望」「未来」という輝く明日を表現する言葉が出来てきます。
高校球児のようにひたむきな努力に憧れますよね♪
昨日までできなかったこと、やろうとしてしなかったこと。
未来の扉を開けるために「今」=「今日」に何か新しいことを始めてみませんか。
未来という希望にすがっていても何も変わりません。
今という今日に行動することでしか未来を自分の手に引き寄せることは出来ないのですから。
ああ 甲子園 緑の山脈
たなびける雲は
追いかける希望か
今ありて 未来も扉を開く
今ありて 時代も連なり始める
今ありて 時代も連なり始める
出典: 今ありて/作詞:阿久悠 作曲:谷村新司
「今ありて時代も連なり始める」と歌っています。
今日という日は昨日の続きです。今まで過ごしてきた無数の日々の結果が今日なのです。
努力を続けていれば成長しているでしょうし、何も行動していなければ後退しているでしょう。
当然の結果ですよね。
努力をしないで成長できるはずもありません。
それは誰のせいでもなくすべて自分で選んだ道。自分の責任です。
球児たちは「今ありて」を試合前に聴いて後悔する子もいるでしょう。「もっと練習しておけばよかった……」と。
しかし、「練習しなかった」という選択したのは他ならぬ自分自身です。
クタクタに疲れていても「あと10分だけ素振りをしよう!」という努力が自分を上のレベルへと押し上げてくれるのです。
全力を出し切る人には神様は必ず味方をしてくれます!
私は限界からもう一歩の努力をしようと「今ありて」を聴きながら思いました。
あなたはどんなことを感じながら「今ありて」を聴くのでしょうか。