そして、再びサビを繰り返します。

さよなら
僕は夜を乗りこなす
ずっと涙こらえ

忘れてたこと
いつか見つけ出す
ずっと深い霧を抜け

出典: http://j-lyric.net/artist/a04d6c9/l0336f5.html

そして、さらに盛り上がるサビへ突入します。

ここでは今まで印象付けてきた「エモーション」という言葉が出てきません

1番聴かせたい部分だからこそ、今までの手法を外し、耳に残るようにしているのではないでしょうか。

ここまでは過去を振り返りながら自分と対話し、今を進んでいくような歌詞でしたが、ここでは「夜を乗りこなす」「いつか見つけ出す ずっと深い霧を抜け」という言葉から気持ちが未来へ向かっている変化を感じ取ることができます。

AH ミル
ヨルヲヌケ
アスヲシル
ヒカリヲヒカリヲヌケ

出典: https://twitter.com/matome_sakana/status/913584897419124736

そして、最後はメンバーの声が重なって歌われます。

具体的に「アス(明日)」「ヒカリ(光)」という言葉を提示して、希望を見出していくような締めくくりになっています。

ミュージックビデオ

さて歌詞の次は、ミュージックビデオにも迫ってみましょう。

「さよならはエモーション」のミュージックビデオの監督は田中裕介監督が務めました。

その内容はサカナクションのミュージックビデオでは多用されている「歩く」シーンから始まっていきます。

歩いたその先には古ぼけた建物があり、山口一郎はその建物に吸い込まれるかのように入っていきます。

そして、その建物に入ると、そこにはもう1人の自分がいて、時間軸が前後しながら物語が進行していく作品になっています。

このミュージックビデオは「過去をミル」というコンセプトのもと制作され、その世界観を絶妙に表現した不思議なミュージックビデオに仕上がっています。

まとめ

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明日を知っていく「さよならはエモーション」

いかがでしたか?

「さよならはエモーション」はシンプルなサウンドの中に山口一郎の文学的な歌詞が、言葉は少ないながらも凝縮して詰め込まれています。

また過去の自分を揺り起こすような言葉の選び方、そこに今を重ねて明日を知っていく、そんな想いが感じ取れる楽曲になっています。

ミュージシャンとしての在り方

サカナクションというバンド「ミュージシャンとしての在り方」を常に模索し新しい試みをいくつもしています。

音楽を作ることはもちろん、ミュージックビデオにも彼らなりのこだわりをしっかりと詰め込んで、その世界観を確立しています。

そんなミュージックビデオへのこだわりも然り、DJイベントやファッションショーなど枠に囚われない活動を積極的に行なうことで、「表現」というものを「音楽」そのものに囚われず、様々なアプローチで提起しています。

そして、それをどんどん「発信」していくことで、道を示していくような存在になっているのではないでしょうか。

耳だけでなく目でも楽しむことの出来るサカナクション楽曲をぜひ一度味わってみませんか? 

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