RADWIMPS【IKIJIBIKI feat.Taka】歌詞の意味を徹底解説！明日が怖いのは何故？

なかなかかみ合わない自分の中の現実と実際の現実。

同じ空間に思えてもそこには誤差が生じているようです。

もしこの世の中に勝ち負けがあるとしたら、ほんの少しの“勇気”さえあればその勝負に打ち勝てるのかもしれません。

しかしどうすればいいのでしょうか。

世間で“成功者”と呼ばれる人を模倣すれば近道を通れる可能性もなくはないでしょう。

ただそんな“参考書”を読み漁って現実に繰り出したとしても同じような成功を手にすることはできません。

むしろ疲弊してしまう様子がユーモラスな歌詞から窺えます。

おそらくこの現実では誰かの真似をするより自分なりの勝ち方を考えなければならないのでしょう。

“勘違い”がまかり通る世の中ならそれを利用するのも手です。

自分がいいと思っていればいい。

極論に思える考え方でもそんな開き直りが人生では重要となる一面も持っています。

人にどう思われようとも関係ない。

実際はそうなのではないでしょうか。

好き勝手に言わせたい人には言わせておけばいいだけの話です。

飄々とした旋律と合いの手はそれを助長しているかのように捉えられます。

気怠く歌われるフレーズは一見すると男女間の色恋話。

「結局どうしたいわけ？」と言わざるを得ない状況にも捉えられます。

しかしここにも真意が隠れていそうです。

求められても答えられない堂々巡りの関係。

本当はなにを求めているのでしょうか。

もしかしたら誰も、最初からなにも求めていないのかもしれません。

楽曲の終わりに向けて解き放たれたように並ぶのは本心を体現した言葉たち。

それは核心をついてより明確化したように捉えられます。

つまり、見えないものは“怖い”のです。

きっとそれは誰にとっても同じこと。

要は現実はとてもシンプルなのではないでしょうか。

人生は終わりの見えない毎日の連続ともいえます。

そんな日々を何十年か生きたところで物事の真意には辿り着けないでしょう。

広い世の中に目を向けると本当はわかっていないことばかりなのではないでしょうか。

それどころか一番大事な自分のことすらわかっていないのかもしれません。

世間という決められたように見える枠の中での自分。

実際は自覚していない自分の一面や可能性もたくさんあるはずです。

多くの人はそれすら気付かないで人生を送っているのではないでしょうか。

まだ知らない自分と出会うことができるか。

その答えは自分で気付けるかどうかというシンプルなものだとも思えます。

きっとまだ見ぬ自分と出会えれば目に映る世界も自然と変わっていくのでしょう。

タイトルの「IKIJIBIKI」とは生字引のことを単純に指しているだけではないとも受け取れます。

むしろ生字引というものは存在しないという意味で捉えられそうです。

すべてにとって正しい答えなど存在しない。

それは自分で見つけ出すしかないのでしょう。

人生を通してその答えを自分で見つけていかなければ前には進めないのかもしれません。

最後の歌詞で問いかけられた言葉。

みなさんはどう感じたでしょうか。

最後に関連記事をご案内します。

まずは今回ご紹介した【IKIJIBIKI feat.Taka】収録の「ANTI ANTI GENERATION」からもう1曲ご紹介です。 

18歳世代のリアルな世界観が歌詞に描かれる【正解】。

この楽曲からどんな答えが見つかるのでしょうか。