Every light on the street had meaning of each story
Everyone believed in life day by day
But we would start it, we must again ourselves
Put on the new colours again

出典: colours/作詞:Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny 作曲:Kamikaze Boy

(和訳)

街中のすべての光には、それぞれの物語の意味が込められていて

人々は目くるめく日々の中で自分の人生を信じていた

でも僕たちは始めるんだ もう一度僕たち自身で始めなくてはいけない

もう一度新しい色を身につけろ

(解説)

1行目で光と表現しているものは、おそらくこの楽曲中で語られてきた色彩のことでしょう。

先ほども解説したとおり、世の中に溢れている色にはそれぞれ物語があります。

それはたとえ同じ色であっても、その人によって違うのだと書きました。

言い方は違えども、この部分の歌詞でも同じことを伝えてくれています。

人はそれらの鮮やかな色に囲まれて生きていますから、人生が色を失う可能性など考えもしません。

しかしそれが失われる瞬間は必ずきます。大切なのはその時にどう行動を起こすか。それだけです。

何度も繰り返しますが、自分の人生は自分にしか変えることができません。

そうやって行動を起こした者だけがモノクロの世界を脱し、新たな色で人生を彩ることができるのです。

日々の出来事も色づいて

light blond You showed me your calm hair proudly
bright gold The picture frame you always smile at me
silver The carved spoon we bought to start our life
dull grey I dyed all in all after you have gone

出典: colours/作詞:Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny 作曲:Kamikaze Boy

(和訳)

輝く金 君は誇らしげに、君の自慢の髪の毛を見せてくれた

明るい金 君がいつも僕に向かって微笑みかけてくれる、写真立てのフレーム

銀色 僕たちの新しい生活を始める時に買ったスプーン

冴えない灰色 君がいなくなってしまった後に僕のすべてを染めた

移り変わる景色と色

transparent The heart of the baby born today
flesh colour Seeing my hand grasped tightly
all black The colour of beginning of new days
deep brown Walking this land we have to go forward

出典: colours/作詞:Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny 作曲:Kamikaze Boy

(和訳)

無色透明 今日産まれてきた赤ん坊の心

肌色 しっかりと握られた僕の手を見ている

すべての黒 新しい日々の始まりの色

深い茶色 僕はこの大地を歩いている

前に進まなくちゃならないから

(解説)

生きていると、様々な転機が訪れます。

それは時に自らの意志によって引き起こされますが、多くの場合は意図せずして起こるものでしょう。

ここの歌詞は続けて読むと、そんな転機の訪れを感じさせるのです。

些細なことでも笑いあえた、楽しかったあの頃。そんな幸せがずっと続くと信じてやまなかったあの頃。

そんな日々が崩れ去るのは一瞬で、幸せが自分のもとを去っていくのも一瞬で…。

でもそんな悲しみの中で、新たな出会いも訪れています。

去ったように見えた幸せは、また戻ってきてくれたのです。

そして決意する。そんな様々な出来事に振り回されていてはいけないのだ、と。

最後の行で綴られているとおり、人は前に進み続けなくてはなりません。

先ほども伝えたように、人生は意図せずして様々な出来事に見舞われます。

それでも、自分がこうしたい!と願うのであれば、何か行動を起こさなくては何も変わらないのです。

未来のために必要なこと

別れはネガティブじゃない!

Every light on the street had meaning of each story
Everyone believed in life day by day
But we would start it, we must start again ourselves
Go on the road
good bye

出典: colours/作詞:Kamikaze Boy, Jean-Ken Johnny 作曲:Kamikaze Boy

(和訳)

街中のすべての光には、それぞれの物語の意味が込められていて

人々は目くるめく日々の中で自分の人生を信じていた

でも僕たちは始めるんだ もう一度僕たち自身で始めなくてはいけない

道を進め

さよなら

(解釈)

人生に訪れる様々な転機。自分の思い通りに事が運ばないだけではありません。

その転機に他人との出会い、そして別れはつきものなのです。

ここの歌詞からは、自分の人生を切り拓いていくために別れを選択したことがわかります。

同じところにとどまっていられない。自分自身の人生のために踏み出さなくてはならない、大きな一歩です。

そして最後の一言。別れを告げる挨拶には「Good bye」のほかに「See you」がありますね。

ここであえて前者を選択したのはいったい何故なのか。

それはきっとここでの別れが、自分の人生のために必要な決別だったからでしょう。

See youという表現は「またね」という訳が1番近く、近いうちにまた会えるような意味を持ちます。

しかしGood byeはもっと完全な決別に近い意味を持ち、どちらかといえば永遠の別れを想起させるのです。

つまりその直前の歌詞どおり、自分の道を進むためには悲しいけれど「さようなら」が必要だったのでしょう。

もちろん悲しさもありますが、決意の固さや覚悟が感じられる、力強いフレーズともいえますね。

色×人生

様々な色が登場した、MAN WITH A MISSIONの『colours』。

色が持つ様々な背景や意味も非常に興味深かったですが、それ以上に壮大な「人生」がテーマでした。

自分自身の生き方を再考したり、未来に向けて気持ちを固めたりするキッカケになったのではないでしょうか?

焦らずとも、あなたの人生は美しい色で囲まれています。

それをより輝かせるために、それをより鮮やかにするために、日々生きていきましょう。

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