あいみょん 「さよならの今日に」

「さよならの今日に」概要

あいみょんの「さよならの今日に」のvery short movieがYouTubeで話題になっています。

彼女の作詞は、日常のありのままの感情を表現した歌詞が特徴的です。

今回公開された楽曲テーマはおそらく「切り捨てられた過去」でしょう。

もう二度と戻ることのできない大事な一場面。

後悔や未練はあれども、どれもあなたを作る大切なパーツです。

目まぐるしく過ぎ去る毎日の一時に、ふと思い出される過去のifが歌詞には綴られています。

また「さよならの今日に」はまだフルバージョンは公開されていません

そのため歌詞解説もvery short movieの箇所だけになります。

very short movieは曲の宣伝になりますし、短いため多くのメディアに取り扱われやすいです。

メディアでの露出が多ければ、それだけ沢山の人が見聞きする機会があります。

そのため印象強いシーンや伝えたい事を手短に伝えてくれるのです。

これからご紹介する歌詞は多くはありませんが、あいみょんが伝えたいメッセージをスピーディに受け取れるでしょう。

ニュース番組のテーマソングに抜擢!

「さよならの今日に」は日本テレビの情報系番組news zero」の新テーマ曲になっています。

番組テーマの『ニュースを「じぶんごと」に』を元にあいみょんが自ら書き下ろしています。

本曲は2020年1月6日のO.A.で初めて地上波で流れました

彼女の少し切なさを残す歌声が、番組の雰囲気ととてもマッチしています。

一日の終わりにこの曲を聞くと、明日も頑張ろうという気持ちが湧き上がってきますね。

もしくは聞く人によっては過去を思い出して切なくなるかもしれません。

聞く時々によって感じ方が変わるといった点も、この曲の面白いところです。

ただ歌として聞き流すのではなく、歌詞までしっかり読み取れば様々な点に気づくことができるでしょう。

まるで自分のために作られた曲と思ってしまう方もいるかもしれません。

歌詞と共に自分の歩んできた人生と今を見つめ直してみませんか?

歌詞解説スタート

「めぐる」の意味とは?

あいみょん【さよならの今日に】歌詞の意味を徹底考察!冒頭の言葉は何を意味する?日々求めているものとはの画像

中をめぐる
明日が来ることは解る

出典: さよならの今日に/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

歌詞は途中から始まるため何の「中をめぐる」のかは分かりません。

ここでは少しどのような単語が前につくのか予想してみたいと思います。

「めぐる」の漢字はいくつかあり、意味としては「巡る」「廻る」の2種類があります。

まず「巡る」これはいろいろな場所を見回るときに使われます。

こちらの意味として使われている場合を考えてみましょう。

おそらく前の歌詞には場所や風景のような単語が使われていると予想できます。

しかし、注目したいのはその前に「中」という単語が使われていることです。

そのため風景ではなく、美術館などの建物の中を巡っていると考えられます

いろいろな場所を巡ることで、「明日」のことについて理解するのでしょう。

もうひとつの「めぐる」は「廻る」または「回る」とも書くことができます。

こちらは字の通り「まわる」という意味です。

例えば地球が「廻る」などのように使われますね。

「中」で廻るものを考えると、体の中を流れる血液などがあります。

しかし、歌詞の流れを考えても何かが回って「明日」について解るとは考えにくいです。

そのため普通に考えれば「巡る」という単語が、歌詞では使われていそうですね。

ただその予想をいい意味で裏切ってくるのがあいみょんです。

彼女の独特な世界観がどのように歌詞を紡いでいくのでしょうか?

PVのフルバージョンは公開されなかったものの、歌詞の全容は明らかになりました。

恋焦がれたこと
夢に起きてまた夢見たこと
これまでを切りとるように
頭の中を巡る

出典: さよならの今日に/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

以上のフレーズによって、前述していた「中を巡る」が「頭の中を巡る」だということが解りました。

「夢に起きてまた夢見たこと」というのは、睡眠中のことであれば夢の途中で覚醒することになるでしょう。

ですが「恋焦がれたこと」の後のため、現実を見てまた夢を追い求めるといった解釈の方が近いかもしれません。

恋愛をしたり、夢を叶えては再度新しい夢を見つけ追いかけていった日のことがまるで走馬灯のように頭の中を巡っているといった意味となるでしょう。

もしもの人生は

あいみょん【さよならの今日に】歌詞の意味を徹底考察!冒頭の言葉は何を意味する?日々求めているものとはの画像

昨日が戻らないのも知ってる
できれば やり直したいけれど

出典: さよならの今日に/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

私達は常に前に進まないといけません。

昔のことを思い出すことはできても、昔に戻ることは決して出来ないのです。

あいみょんがここで歌っているのは、当たり前のことですが無常を感じますね。

私たちの人生でターニングポイントというのはどこかでやってきます。

あのとき夢を追いかけていればどうなっていたのでしょうか?

有名人になっていた未来もあったかもしれません。

また失恋や告白なども過去を振り返るときの定番ですね。

失恋したとき、どんな行動をしていたら私たちは別れずにすんだのか考えます。

あのとき告白していたら、想い人と結ばれていたのかを夢想します。

人生のifを考え始めるときりがありません。

それは歌にあるようにあいみょんも同じなのでしょう。

彼女ほど成功したアーティストでも、やり直したいことはあるんですね。

もしやり直せればどんなに成功している人でも、今の状態に追加の幸福があると思うのでしょう。

ですが決してそうとは言いきれません。

それまでの行いが今という結果を残しており、過去が違えば今が逆転している可能性もあります。

バタフライエフェクトのように、どんな些細な物事でも簡単に未来は変えられてしまいます。

また過去の過ちを反省したところで、どこをどう間違えたかも定かではありません。

人生において正しいと決められているものはないでしょう。

そうして一生分からない問題を抱えるのではなく、前を向いて歩く方が楽しくありませんか?

僕らは今を生きている

選ばなかった未来