大好きな音楽
光と闇が君の前に見えたら 光を目指そう
君の好きなレコードをかけるよ
出典: クラブナイト/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
毎日の繰り返しの中で、もう駄目だと思ってしまうような時もあるでしょう。
しかしそんな中でも、かろうじて前を向いて進んでいくこと。
そうすることで自ずと暗い気持ちから抜け出せたりするかもしれません。
そのきっかけとなるのはいつも些細なことで、それは大好きな音楽だったりします。
好きな音楽を聴いて、励まされたり背中を押してもらったり。
気持ちを立て直すために、音楽を聴いて踊ることが私たちには必要な瞬間がある。
そういうことをこの歌詞では伝えたいのでしょう。
人生は続く
ああ 誰もが風に吹かれて旅は続いていく
求めては愛されてふられて 星を見上げる
出典: クラブナイト/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
1行目、風が吹くという表現からは、人生における苦難を思わせます。
そういった苦しい出来事にぶつかっても、人生という名の旅は死ぬまで続いていくのです。
平坦な人生というのはあり得ず、様々な出会いを繰り返しながら浮き沈みを繰り返す。
そんな日々の中でも、空の星はいつまでも変わらずに私たちを見つめています。
心を通わせて
過去ではなく今を見つめる
輝いた時代のアルバムをめくる手を止めて
クラブナイトへおいでよ
君の好きなレコードをかけるよ
出典: クラブナイト/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
1行目の歌詞は、過去の栄光を表しているのでしょう。
過去に囚われながら、今の自分と比較しても落ち込んでしまうだけです。
そうするよりも、好きな音楽の流れる場所へ行って今という瞬間を楽しむ。
それだけで、たとえ人生がうまく行かなくても少しは楽になることがあります。
「クラブナイト」という音楽がかかり、人々が踊る場所。
誰かを差別したり、嫌なことをされたりしないようなそんな空間が目に浮かびます。
音楽の持つ力が私たちを自由にしてくれるのです。
音楽が連れていく場所
君のプレイリストは 僕の心のど真ん中 もうなんでもいいよ 連れて行ってくれよ
出典: クラブナイト/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
プレイリストというのは、好きな音楽を自分で順番を決めてリスト化したものを指しているのでしょう。
近年では音楽配信サービスでも誰かの作ったプレイリストをネット上で聞くことができます。
偶然自分の好みと合ったものを見つけると、それだけで気分が楽しくなるものです。
1人のアーティストの曲だけで作るのではなく、様々な自分の好みのアーティストを集めた楽曲リスト。
その音楽によって目に飛び込んでくる景色は自分の琴線に触れるものばかり。
そんなプレイリストに出会えたことに、主人公はとても感動しているのでしょう。
音楽によってもたらされる様々な感情。
それはまるで当て所のない旅のようです。
大好きな音楽に身体を揺らす
コミュニケーションの1つ
どこまでも行こう どこまでも行こうよ ゴキゲンな音楽を聴かせておくれよ
出典: クラブナイト/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
心が自由になり、普段の生活から遠い場所へと旅立っているような気分をもたらしてくれる音楽。
音楽を聴くことの楽しさがこちらにまで伝わってきます。
好きな音楽を人に聞かせるというのは、気持ちの通じ合える人を探すということでもあるでしょう。
自分の好きなものというのは、自分という存在を説明する上で1番手っ取り早いものでもあります。
同じものを好きになれるということは、それだけである部分で気持ちが通じ合っているということ。
ここでは音楽を通してのコミュニケーションの形を私たちに教えてくれています。