ゆっくりと、しかし着実に進んできたからこそ見られる、ファンが多く集まった壮観な光景に素直に感動するという事を表現した箇所だと思われます。

これからも恐れず「道」を切り拓いていく事、その先にはきっと良い結果が待っているはず、という前向きな姿勢を示す歌詞は、ますます応援したくなります。

この後に再度サビが繰り返されます。

3番歌詞

きっとずっと 一方通行
悪いが俺 先急ぐぞ
(集合)津々浦々 八百万の長
万物に宿りし神々の子
人の上 下に人作らぬなら
俺がその天の頂いただく
「しばらく…」とかでなく uh
いままず何が出来るかでしかもう変わらん

出典: Hip Pop Boogie/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

ただひたすらがむしゃらに、前だけを見て、全速力で走り続けるという事を表現しているパートです。

頂点となるべく、まずできる事はその時その時をどう過ごすか、何が最大限にできる事であり、時代を変えるために自分がすべきことはと考え、実行していく事です。

一見当然のように思えるかもしれませんが、アイドルでこの実情を知っている、実際にやろうと思えることは本当に凄いことだと思います。

What's going on?
何か違うと思わないかい?
What's going on?
あんな大の大人が
What's going on?
罵り合い大会
なんて僕らは見たくないんだい
こうなりゃもう… そう咲き乱れる
本業の方々顔しかめる
温室の雑草がマイク持つRAP SONG
“MY LIFE IS MY MESSAGE”

出典: Hip Pop Boogie/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

罵り合いをすることよりもするべきことをする事であるということは間違いなく正しいことです。

ある一定の人から見れば、「アイドル」という存在は温室育ちな人間に見えるかもしれません。しかしそれでも彼らはただひたむきにマイクを手に取り活躍します。

その真摯さには脱帽するばかりです……。

もう1種類の歌詞「Hip Pop Boogie ChapterⅡ」

「Hip Pop Boogie/嵐」の歌詞が2種類ある理由とは?!ラップがかっこいい櫻井翔ソロ曲☆の画像

もう1種類の歌詞がある、と先程から記載しているこの楽曲ですが、そのもう1種類の歌詞には別称がついています。

その名も「Hip Pop Boogie chapter2」です。

こちらが披露されたのは、宮城で開催された「ARASHI BLAST」というライブの中です。

ではこちらの歌詞はどこが違うのでしょうか?その歌詞を見てみましょう。

君たちとなら歩いてく
栄光へとまだマイペース
磨いてる 未だ磨いてる
咲いてる花たち抱いてる
あんなに 夢描き
いま。未来は瞳の中に
Pass da mic. Pass da pen.
この・・・ 
このmic and penでRock the world

出典: Hip Pop Boogie chapter2/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

冒頭部分にこの歌詞が追加されています。

「君たち」とはファンのことであると思われます。多くのファンに支えられ、夢見てきたような光景を今見ることができている、そしてこれからも進化するという歌詞です。

時代 is mine 
未来 is mine
アマテラス照らす sunshine
大卒のアイドルがタイトルを奪い取る
辛い夜も暗い夜もタイトルを奪い取る
hip-pop beat yo
ステージ上終身雇用

出典: Hip Pop Boogie chapter2/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

1番の中では、辛い夜も〜の歌詞に変化があります。

少しずつ夢が実現してきたことにより、楽しみが占める部分が多くなってきたのかもしれません。

君たちとなら歩いてく
栄光へとまだマイペース
磨いてる 未だ磨いてる
咲いてる花たち抱いてる
あんなに(year) 夢描き(year)
いま。未来は瞳の中に(year year)

出典: Hip Pop Boogie chapter2/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

ファンに感謝を示し、いかに強く支えられているか、ということが表現されています。

ファンに感謝することを表現する歌詞を取り入れる、ということは、多くのアイドルも行なっていますが、リリックを刷新してやる、ということは斬新です。

こんなゆっくりでいいんだって
こんな俺らだってもいいんだって
こんな景色はみんなのおかげ
ここまで連れて来てくれるなんて

出典: Hip Pop Boogie chapter2/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

ここで目頭がぐっと熱くなりました。

なんと自分たちが努力した結果がここに立てている、という表現ではなく、ファンが連れてきてくれた、という表現をしているのです。

ここまで大きくなったアイドルグループともあろう方が、なかなかこんなことは言えないはずです。人柄の良さがにじみ出ます。

苛立つ(暇なく) 舌出す(光らず)
後追いども皆まず 至らず
What's going on?
なんか夢があると思わないかい?
What's going on?
こんな大の大人が
What's going on?
大きな愛描いたり
願いたい未来また描いたり
こうなりゃもう 後ろ振り向かず
本業の方置いて 次向かう

出典: Hip Pop Boogie chapter2/作詞:櫻井翔 作曲:COUNT FORCE

どんな後輩が現れようとも、決して追いつかれない、唯一無二のアイドルグループであろうという決意が見られます。

夢を描き、そして実現してきた彼らは、ここからさらに大きな夢を描き続け、そして実現して行ってくれるという期待感も抱かせます。

前の歌詞に比較し、一段も二段も、輝きの増された楽曲に生まれ変わっていますね。

なぜ歌詞が刷新されたのか??