「銀河と迷路」東京スカパラダイスオーケストラがピアノや吹奏楽で人気♪歌詞の意味とは？ボーカルは誰？

軽いリズムに乗ると、ついつい歌詞を聞き逃しがちですね。でも完成度高過ぎの楽曲は、そのものが凝縮されたドラマです。

2003年にフジテレビで放送された木10ドラマ「美女か野獣」の主題歌です。主演は松嶋菜々子さんと福山雅治さんという超豪華版。TV局内のお仕事ドラマでした。

 今では2人が揃って画面に登場するのは、レアケースだと思います。話題を呼んだドラマのために作られた歌詞は、思わせぶりなフレーズで始まります。

まずはイントロのピアノが耳に沁みます。スカパラのキモを抑えたスタートは、手練れによる曲作りを実感できますね。 

テレビドラマの主題歌として作られただけあって、イントロから歌い出しを聞いただけで、映像が浮かんできます。

夢がハッピーエンドで終わらなくても朝は来ます。 例え昨日の夢を引きずって目覚めたとしても、朝は誰にでも眩しい太陽が降り注ぎますよ。

今日のモチベーションを保証してくれそうなキラメキです。タイトルに銀河と付くので夜をイメージしがちですが、朝で始まっている所を見逃さないで下さい。

遠い過去や昨日の出来事、心の中には想いが渦巻いていても、行動を起こす必要がある朝があります。朝の移動時間に聞けば、エンジンがスムーズにかかってくれる楽曲です。

ドラマでは松嶋菜々子さんが演じる主人公の仕事ぶりが、評判を呼びました。学歴経歴申し分なしの女子の恋愛の展開にも、注目が集まりましたね。

でもバリバリと仕事をしていてもそれだけでは心が満たされません。仕事以外を満たしたくても、現実は上手くいかないコトが大多数…

「美女か野獣」の主人公2人は学生時代の元カレ元カノが偶然再会という設定でした。以前は受入れを拒否した言葉も、今となれば優しく思えるのは、恋愛のランクが1つ上がった証拠かも。

 大人の恋ですね。スカパラの「銀河と迷路」は大人のための恋愛ソング。再び始まることを匂わせた2人の恋は、迷走しつつもここへ繋がります。

歌詞にやっと「迷路」が出てきました。上手行くかな? と思わせる頃に、壁に突き当たるのが恋愛あるある。迷路に入り込んでしまいましたね。

 ゴールが見えない現状に諦めも選択肢に上がるけれど、空を見れば月がいます。月が照らす道は青だけど、気持ちがブルーになることは無いのが、谷中ワールドです。

月が冴えわたる空、銀河は何処? と突っ込みを入れる前に、この次の歌詞に行きましょう。

新しい1歩、それも今までとは違う方向に踏出す時は、ためらいが伴います。でも思い切って今持っているモノを0にすると、見えてくる風景が変わります。

進む道は相変わらず直線ではなく迷路だけれど。決して否定をするのではなく、そこが行くべき所と納得して進めるのは大人だからですね。

大人を強調しているのは歌詞だけではありません。コード進行も大人を意識しています。メジャー7thは余韻を残すコード。ボーカルもこの大人コードに合致した声の持ち主です。