「銀河と迷路」東京スカパラダイスオーケストラがピアノや吹奏楽で人気♪歌詞の意味とは？ボーカルは誰？

この楽曲の「ボーカルは誰?」の回答発表です。インスタバンドとしてスタートしたスカパラですが、コラボなどで「歌」が入った楽曲も沢山送り出しています。

迫力あるインスタでがんがん行くイメージを持っていたので、歌が入った時は「声聞こえるの?」などと心配しちゃいました。

期待を裏切らないスカパラ、様々なコラボはその都度チェックしたくなる仕上がりですね。でも個人的にはメンバーが歌を担当するのが、やっぱベストと思っていました。今回はそれに応えてくれました。

銀河と迷路のボーカルはメンバー「ドラム担当の茂木欣一」さんです。

銀河と迷路は、2003年3月にリリースされたアルバム「HIGH NUMBERS」に収録されています。ジャケ写からはみ出るテンションで盛り上がる1枚。

2001年スカパラ正式メンバーになった茂木さん。ドラムだけではなくボーカルを担う才能の持ち主です。

 銀河と迷路の後には世界地図という楽曲で声とドラムを披露。青空の下でも、月が出た夜空の下でも、24時間対応可能な声の持ち主ですね。

 際立った個性のない声と感じることもあるんですが(ホメ言葉です!)、 だからこそ、ピアノ・サックス・トロンボーンなど大きな音を出す楽器にベストマッチ。叩き語りのできる貴重な存在です。

 恋を迷宮入りにしがちな谷中ワールドをサラリと歌い上げるボーカルで、これからも耳とメンタルに活力を注入して欲しいですね。

「癖のある話だと気付いた」の後は間奏が始まります。リズム・ホーンそれぞれのセクションが全力投球する、厚めの聞き応えある間奏。

銀河と迷路は、発売されてから14年を経過しています。少しも古びない楽曲の秘密はこの間奏にもありますね。歌詞の解説と同時に間奏の解説もできる稀有な存在。

間奏が終わると茂木欣一ボイスが戻ってきます。

基本的に出口の無い迷路はありません。紙の上でもひまわりで出来た迷路でも必ず出口があって抜け出すことができます。銀河と迷路の場合、抜け出すためのテクニックは不要。

 今自分が行くべき場所に続く道を歩いていることを信じて下さい。すでに迷路からは抜け出しているのです。それは少しゆがんだ画像に見えても、間違っていません。

歌詞を噛み砕けば「恋愛マニュアル」が作れるかもしれません。でも初心者向けの手引書はあなたに必要ないはず。自らの判断で、ブレずに進みましょう。

仕掛ける方と仕掛けられる方のどちらもできる大人の悪戯は、恋愛へのエッセンスとなります。効果を引き出す分量は、ほどほどで十分ですよ。

迷路から抜け出したら、そこで心にブレーキを掛けないのが、大人の恋愛を成功に導く第1歩。歌い出しの歌詞が繰返されるのが印象的な最終章が始まります。

歌い出しの歌詞が繰返されます。でも単なる繰り返しではないようです。再度迎えた朝はいつもの様に輝いています。もう焦る必要はありません。

自分の恋を自分でつかむパワーを信じたあなたとパートナーがここにいます。先に進むことは決まっているから、ここで待つことに不安はありません。

 ドラマ「美女か野獣」も最終回はハッピーエンド。まずはビジネス上のつながりですが二人は元サヤに納まって旅立ちます。

 ドラマのように終われば、恋愛ストレスは0のはず。でも現実の恋愛は予測不能。そこが楽しいと思えるようになれば、ホントの恋が手中に納まります。

そのためには時間と経験値が必要かも…「恋愛＝ややこしい」と決めつけず、街に出ましょう。

ドラマの主題歌だから、ドラマのストーリーを予感させるワードが出てくるのがフツーの作詞家の仕事。でもフツーでは終わらない谷中ワールド。

 朝・恋・賭け・運命・悪戯などのシンプルな単語をつないで、思わせぶりな恋愛観を作り出すのはさすがです。単語につく動詞や形容詞は銀河系を思わせるワードばかりですからね。

 最後まで谷中ワールドにやられた、東京スカパラダイスオーケストラ「歌モノの銀河と迷路」リピするたびに歌詞の恋愛感覚が後を引く、癖になる楽曲です。