【ココロのちず】とはどんな曲?

「ONE PIECE」のオープニングテーマとして起用された楽曲

BOYSTYLE【ココロのちず】歌詞の意味を解釈!船の目的地はどこ?大丈夫と励ます者の正体とはの画像

オーディションを勝ち抜き結成された女性アーティスト【BOYSTYLE】。

【BOYSTYLE】としての活動は5年余りと少ない活動期間でしたが、8枚ものシングルを発売しました。

その中でも2004年11月17日に発売されたシングルが【ココロのちず】です。

この楽曲はフジテレビ系で放送された人気アニメ「ONE PIECE」のオープニングテーマとして起用されました。

楽曲の内容もONE PIECEの世界観と雰囲気を表現した歌詞になっています。

歌詞に綴られている船とは一体何を表し、そしてどこへ向かっているのか。

そして「大丈夫」と励ましてくれる者の正体を歌詞の意味から読み解いていきたいと思います。

タイトルから読み解けること

タイトルは【ココロのちず】。

ここから読み解くことができるのは、自分の中で描いている夢や理想でしょう。

誰もが心の中に秘めている好奇心や興味の先にあるもの。

やってみたい体験や叶えてみたい理想の出来事が地図には記されているのです。

タイトルからはワクワクするような希望の詰まった想いを感じ取ることができます。

まるでONE PIECEの世界に入り込んでしまったかのような高揚感が伝わってくるのです。

ポジティブで明るい楽曲であることがタイトルからも伝わってきました。

これからは歌詞を少しずつみながら、さらに解釈していきたいと思います。

ポジティブな歌詞から伝わる想い

「ルフィ」のような明るさが伝わる

大丈夫! さぁ前に進もう
太陽を いつも胸に

出典: ココロのちず/作詞:MIZUE 作曲:渡辺和紀

歌い出しから伝わる溢れんばかりのエネルギッシュなパワー。

迷っている背中を強く押し出してくれるような力強さを感じます。

不安や戸惑いにのまれている人がいてもこの歌い出しから、元気と勇気をもらえるのです。

「下を向いていても進まない。前を向いてちょっとずつでも進んでいこう!」。

伝えたいのは落ち込んでいる時間なんてもったいないから、気にしすぎなくて良いのだということです。

自分の心の中に太陽を宿すことが大事だとも綴られています。

これは自分の中に常に輝ける何かを持っておくことが大切だということではないでしょうか。

夢だったり、希望だったり、自分の中で原動力になるような想いを持ち続けることが大事なのです。

この歌詞からは前向きで明るい「ルフィ」のような生き方が透けてみえてきました。

未来への期待が膨らむ

でっかい波に乗ろう チカラ合わせて
ときめく方へ急ごう 始まりの合図
今こそ船出のとき 錨を上げたら
七色の風を切り 冒険の海へ

出典: ココロのちず/作詞:MIZUE 作曲:渡辺和紀

夢を目指すなら大きい方が良いと歌っています。

思い描く理想は大きく、届きそうもない方が燃えてくるもの。

たとえそれが全く届かないような夢でも同じ夢を持った仲間となら辿り着くことができるのです。

だからこそ心の中が騒つく方向を感じたら、直感でその方向を目指せば良いと伝わってきます。

自分の中に少しでも興味や好奇心が芽生えたのなら、その気持ちを無駄にはせずに育てていくことが大事。

そうすることが夢を抱き人生を謳歌する始まりの1歩であると気づかされました。

そして動き出す時。その時には、これからの未来への期待と興奮が自分を包み込みます。

動き出した船はやがて目的の場所に辿り着くでしょう。

その場所は、多彩な色を纏い輝かしい光を放って私たちを待ってくれているのだと感じ取ることができました。

苦しい時の対処法

間違いだって無駄じゃない

傷だらけの航海(たび)だけど
大事なものがそこにある
ピンチなら いつだって ボクが守るから

出典: ココロのちず/作詞:MIZUE 作曲:渡辺和紀

夢への旅路には苦しいことや辛いことがいくつも待ち受けていることでしょう。

希望を見失ったり、心が折れてしまったりとたくさんの障壁が邪魔をしてくるのです。

しかしそれすらも大事なことだといっています。

間違いや挫折、失敗から学べることは多いです。

1度間違えたからこそ同じ轍は踏まないように気を付けることができます。

この歌詞では自分に降りかかる災いや苦悩すら、自分の糧になっていくのだと感じ取ることができました。

もしそれでも乗り越えられず不安に押しつぶされそうな時には、守ってくれる存在がいます。

それは「ルフィ」やその仲間たち、他にも夢を叶えるために努力をした人や実際に叶えた人でしょう。

自分も同じ辛さを知っているからこそ、その苦しみに苛まれている人を助けてあげたいと思うのです。

この歌詞からは、万が一躓いてしまっても周りの仲間や同士が必ず支えてくれるのだと気づくことができました。